漫画化の成功例だと思う>花宵道中
描きわけもなかなか思い切ってると思う
ただ1巻の頃はあり得ないほどの説明セリフの連打で、個人的には萎え萎えのしおしおだった
だんだん省略が利くようになって、漫画としてすごくいい感じになって嬉しい

※以下、1巻(原作「花宵道中」相当)よりネタバレな引用



原作:
八津よりも唐島屋よりも、一番泣いたのは髪結いの弥吉だった。本来なら吉原が一番活気付く五ツ時、
ほとんど人気のない河岸で、朝霧の髪に絡まっていた木彫りの花簪を握り締めてごうごうと泣いた。
漫画:
「朝霧さん、朝霧さん、幼いころに死んじまった娘に似てかわいかった なんでだよぉ朝霧さん
 弥吉は娘を二度なくしてしまったよぉ」
「……そうだよ姐さんあと少しで年季が明けて、身受けも決まっててよ それがなんで!
 こんな羅生門河岸のおはぐろどぶなんかに身投げして!」