因果応報って、悪い意味だけじゃないよね?

祖母の伯母さんは、困ってる人が居ると自分の食べる物を切り詰めてでも助けてあげるような人だったそうだ。
貸したお金が返ってこなくても、
「金は天下のまわりもの、自分より必要な人の所へ行ったんだ」と言っていた。
その伯母さんは80歳過ぎて老衰で亡くなったが、
冬に縁側に座って庭を見ながら「桜の綺麗に咲きよると。皆歌わんね、踊らんね」と
楽しそうに手拍子をうち、そのまま眠るように息をひきとったそうだ。
祖母は「伯母さんは善人だったから、死ぬ前から極楽が見えてたんだね。」と言っていた。
これは良い意味での因果応報でないかと思う。