十数年前、職場の同僚が腱鞘炎( 当時職業病の認定をされていた )に罹り、
治療に通っていた病院に来ていた研修医と恋に陥り結婚をした。
彼女は、母子家庭で働きながら定時制高校を卒業し、当時としても貧しい部類の出身。
彼は、某国立大学医学部の脳神経外科医で関東地方の温泉町の観光ホテルの経営者の
三男坊、 まさしく玉の輿である。
彼女は、顔はかわいらしい部類に入るが、いわゆる性格ブス、女性同士ならその性格が
見抜けるが、世間知らずの男性は、本質が見抜けないだろうというタイプだった。
この立場なら、いくらでもいい女性が選べるのに、何かあるなと思っていたら、
彼のお父さんが在日韓国人で、お母さんは日本人らしいが複雑な家庭事情があったらしい。
当時は、今とちがって、まだ韓国人に対する差別の強かった時代だし、そんなこんなで
彼は、彼女を選んだのかなとも思った.

現在は、彼は大阪〇生〇金病院の脳神経外科部長らしい。彼女も二人の息子の母で
百坪の藤棚のある家に住んで、英会話、テニス、海外旅行とすっかり医者奥様生活を
満喫しているらしい。 お仲間には、某女子大卒業よ、なんてウソ言ってるかも。