(たぶん)新ジャンル「ロリ騎士」
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0001創る名無しに見る名無し
2009/02/26(木) 09:51:59ID:vTrVs9dZ国王(俺が守ってやらないと・・・!)
0503創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 14:22:42ID:UTLOYHjmわかりやすくていいと思うお
個人的にはまだキャラの定まりきらない伯爵の今後に期待
>>権力任せにロリ騎士をどうこうする気はない模様。
これだけで王様がちょっといい人に思えるのはギャップマジックですね、
わかります。
0504創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 19:03:51ID:3FB/zk/k宮廷書記「拝見します……何々、和平と鉱山権利の話し合いの為に、私と国王を招きたいと」
ショタ騎士「はい、わが女王陛下は今回の事に大変悲しんでおります。どうか両国の未来の為に
色よい返事をお願いします」
宮廷書記(……願ってもない好機、しかし敵国に渡るには少々危険を感じるわ……)
じーーー
宮廷書記「……どうなされました?」
ショタ騎士「……おねえちゃん」
宮廷書記「ええ!?」
ショタ騎士「ご、ごめんなさい! 僕、年の離れたお姉ちゃんがいて、よく似てたから……」
宮廷書記「ああ、そうですか」(びっくりした……)
す……
宮廷書記「え?」
ショタ騎士「やっぱり眼鏡を外すとお姉ちゃんに似てる……おねえちゃんって呼んでいい?」
じー
宮廷書記「か、からかわないで下さい!」
どん!
次の瞬間! 宮廷書記は驚愕した!
普通、体勢をくずされたら元に戻ろうと人は行動する!
しかしショタ騎士は―――
逆に思いっきり噴水へと飛び込んだ!
ショタ騎士「わああぁぁ!!!」
なんというドジッ子センス!
宮廷書記は改めてショタ騎士にティン! ときた!
宮廷書記「す、すいません! 私ったら」
ショタ騎士「いえいえ、幸い下の替えは持ってきましたから」
がさごそ
宮廷書記(……下だけスパッツゥ!? 上だけ裸!? しかも洗い髪から水が滴り落ち、
肌を伝ってスパッツを濡らしているぅ!?)
宮廷書記「ディ・モールト、ディ・モールト(非常に非常に)良いわッ!」
ショタ騎士「しかしこのままではいけませんね。すいません、服が乾くまで部屋をお借りして
いいでしょうか?」
宮廷書記「……あ、はい、わかりました。では私の部屋へ……」
0505創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 19:06:18ID:pkxXOnl+0506創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 19:24:24ID:UTLOYHjm0507創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 19:59:26ID:3FB/zk/kショタ騎士「なかなか綺麗な部屋ですね」
宮廷書記「そんなに眺められるとなんだかちょっと恥ずかしいです」
ショタ騎士「これは失礼しました。お茶でもお入れしましょう」
宮廷書記「これはご丁寧に……まあ美味しい」
ショタ騎士「我が国で採れる上等のお茶です」
宮廷書記「そうですか……ふわぁ」
ショタ騎士「激務でお疲れのようですね」
宮廷書記「……すいません、使者を前にしながら」
ショタ騎士「かまいませんよ、返事は後でうかがう事にします。服も大分乾きましたし
僕は退室しますね」
宮廷書記「すいませ……ふわ……あふぅ」
ぐら……ばたん
ショタ騎士「……もっとも、こちらの仕事を終えてからですが。睡眠薬入りのお茶の味は
どうでしたか?」
宮廷書記「すぅ……すぅ……」
ニヤリ
ショタ騎士「さて、本業へと取り掛かるとするか」
0508創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 20:06:21ID:pkxXOnl+0509創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 20:06:51ID:WsP4wZYv0510創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 20:10:42ID:UTLOYHjm0511創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 20:53:22ID:3FB/zk/kショタ騎士「なるほど陛下の言った通り、王の代筆で宮廷書記がサインしてやがる……」
ごそごそ……
ショタ騎士「早いな、もう縁戚の礼の物資を手配してやがる、ヤバイ所だったぜ」
さらさら―――
ショタ騎士「これに一文を添え、荷馬隊の中に兵を伏せるよう指示……大国の街道を
おさえる様に命令書を書き加える、と……」
ニヤ……
ショタ騎士「大国とこの国に火種を巻き、その知らせが中央に届く頃には重要人物は
我等の手の中……あとは機を見計らって我が軍も鉱山へと攻め寄せればいい……」
じろり……
ショタ騎士「あとは策をこの女狐に悟られぬよう、俺が気を惹くと……
まったく陛下もお人が悪い。俺にこんな役を仰せつかるとはな」
宮廷書記「すぅ……すぅ……」
――――――
監査官「久々に戻ってきたら、何だか王都が慌ただしいな……」
兵士「はっ! なんでもこの度、我が国と大国で婚姻を結ぶ由、そのための引き出物を
用意している処であります!」
監査官「へえ、そりゃめでたいな。王子とむこうの姫様かな?」
兵士「はっ! 聞いたところによると国王様であります!」
監査官「……やれやれ、書記さんも苦労してそうだな」
ちら
監査官「地方で珍しい物も手に入った事だし、とりあえず報告しにいくかな」
0512創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 20:56:07ID:pkxXOnl+0513創る名無しに見る名無し
2009/04/10(金) 20:56:28ID:dAG8mGSu0514創る名無しに見る名無し
2009/04/11(土) 23:34:07ID:swbBeBon0515創る名無しに見る名無し
2009/04/13(月) 23:22:39ID:uYnyeJlp姉騎士「それはあなたが大人になった証なのよ」
宮廷書記「女性は皆、通る道なのです」
兵士A「エヘ…エヘ…ロリたんが赤ちゃんを作れる体にn…」
兵士B「ケガでも病気でもないし、恥ずかしい事でもないんですよ」
ロリ僧侶「…生理現象」
国王「なぜ…なぜ俺には聞きに来ないんだ!? ロリたん…(血の涙)」
0516創る名無しに見る名無し
2009/04/14(火) 00:20:15ID:w3Wdg30x0517創る名無しに見る名無し
2009/04/14(火) 00:58:25ID:yE2oRnpn兵士「えっ…!?(;゚Д゚)」
ロリ騎士「やだっていったのにね、おうさまがね…むりやり…」
兵士「ままままさかそんな(((;;゚Д゚)))」
ロリ騎士「どうしよう…みんなにしられたらはずかしいよぅ…
およめにいけない…うっ…ふぇっ…」
兵士「ロ…ロリ騎士様…」
(国王…最後の一だけは越えないと、信じていたのに…
この国を憂う者として、もはやあの鬼畜を野放しにはしておけん…!!)
兵士「…分かりました。私に全てお任せ下さい。
ロリ騎士様の名誉はこの私が命に換えても守って見せましょう!」
ロリ騎士「ふぇ…へいし、おさいほうできるの?」
兵士「…は?」
ロリ「おうさまがね、むりやりだっこしようとするからね、
はしってにげてたら、ズボンのおしりがやぶけちゃったの…(´・ω・`)」
兵士「( ゚Д゚)…ズボン…」
兵士「( ゚д゚ )…」
ロリ騎士「へいしどうしたの?」
兵士「何て言うかその…ほんとごめんなさい」
0518創る名無しに見る名無し
2009/04/14(火) 01:40:09ID:U0PEW2Bv兵士「君も破けたのか……。
ついでに繕ってあげるから、それまでスカートでも穿いてなさい」
ロリ魔獣「え〜」
兵士「はいてないワケにもいかんでしょうが」
ロリ魔獣「すかーともってないもん」
ロリ騎士「あ。それじゃあ、わたしのをかしてあげるね」
ロリ魔獣「わ〜い」
兵士「……やれやれ」
0519創る名無しに見る名無し
2009/04/14(火) 01:51:34ID:5iZhoky10520創る名無しに見る名無し
2009/04/14(火) 12:23:16ID:mFTyPgyG(゚д゚ )あの服を抜いてからスカート履くと……
( ゚д゚ )裸スカートになるんだが!!!
0521創る名無しに見る名無し
2009/04/14(火) 13:55:55ID:5iZhoky10522創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 00:50:57ID:O+Od2HYr監査官の活躍とショタの暗躍に期待あげ
0523創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 10:31:44ID:BKIfIGiG……ゴメン、監査官は女なんだ。
監査官「……父上、陛下は相変わらずなのですか?」
近衛騎士団長「言うまでもなかろう。ウィー(ヒック)」
兵士甲「やっぱり相変わらずだー!(頭を抱える)」
兵士乙「みんな駄目なのかー!(頭を抱える)」
監査官「…………王子…………いっそ私と逃げましょう!こんな駄目な国捨てて何処かへ!」
兵士甲「それ、本人に言いましょうよ」
兵士乙「僕ら、聞かなかった事にしますから」
ざっとココまで浮かんだので、後は任せた。
監査官
男勝りな仕事人間。
宮廷書記がショタコンである事が判明した今、駄目人間王国最後の良識かと思われた。
が、王子と駆け落ちとか夢を見る、やっぱり駄目な人。
近衛騎士団長
監査官の父。飲んだくれ。たまに、誤変換等で本気で殺る気の氣志團長になる。意味は無い。
兵士甲乙
おおむね人畜無害な無印良品である、監査官の部下。小太りの甲とのっぽの乙。
0524創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 11:56:05ID:4pdagCr6ζ
[ ̄]'E
( ゚д゚) 王子「コーヒー豆を育てて暮らしたい……」
ζ
[ ̄]'E
( ゚д゚ )
ζ
[ ̄]'E
0525創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 18:24:46ID:9cSl1PDS0526創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 19:10:20ID:9pRpY9HQ0527創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 21:27:59ID:O+Od2HYrたがこの流れだと、下手に投下したら混乱するよな?
おとなしくロムってた方が良いかな?それとも、投下しても?
0528創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 21:37:16ID:4pdagCr6さあこい
0529創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 21:37:55ID:9pRpY9HQ0530創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 21:39:37ID:D9ZzjHTQ0531監査官♂ ◆2ZO1v2ug2o
2009/04/15(水) 22:51:32ID:O+Od2HYr監査官「そういうわけで私は身分違いの片想いをしているのですよ」
ロリ僧侶「……皆平等に権利を有する」
監査官「おお、なるほど!つまり神の前では平等に誰にでもチャンスが与えられる、そういうことですね」
ロリ僧侶「(本当は……)」
監査官「と、普段なら相談者が勝手に解釈しているんですね?」
ロリ僧侶「!」
監査官「本来は“皆平等に好きになる権利を持っているが、同時にふる権利も持っている。だから身分違い云々の前に失恋する可能性もある”といったところでしょうか」
ロリ僧侶「……なぜ?」
監査官「噂が気になったんですよ。曰く“悩みの悉くに道を示してくれる幼い僧侶がいる”と。どうしたら貴方のように幼い方が相談の名手になるのかなと思いました」
ロリ僧侶「……それで?」
監査官「すると噂の主はあまりはっきりと物申しなさらない。話下手な印象を受けました」
ロリ僧侶「確かに……そう」
監査官「だから、もしかすると相談者が“誤解”したのかもしれない、そう思い鎌をかけてみました」
ロリ僧侶「どうしてそこまで?」
監査官「一応監査官ですからね。“火の無いところに煙は立たない”と言います。噂は大事な情報源、噂の考察には自信がありますから。まあ、妄想の類です」
ロリ僧侶「私は……言いたいことを言えない」
監査官「そのようですね」
ロリ僧侶「そのせいで……嘘偽りで惑わした」
監査官「別に良いんじゃないでしょうか。だって、誤解にしても貴方は結果的に悩みを解決してこられた。立派な聖職者ですよ」
ロリ僧侶「……逆」
監査官「何がですか?」
ロリ僧侶「相談を受けるのは私の……役目」
監査官「あはは、良いじゃないですか。だって“皆平等の権利を有する”んでしょう?」
ロリ僧侶「……変な、人……ニコッ」
監査官「これが先日修道院にて、ロリ僧侶殿に相談をした際のお話です。また何かありましたらご報告いたしますので」
0532創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 22:54:34ID:9cSl1PDS0533創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 22:57:05ID:4pdagCr60534創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 23:29:10ID:BKIfIGiG0535監査官♂ ◆2ZO1v2ug2o
2009/04/15(水) 23:50:22ID:O+Od2HYr監査官♂
少年のころ町の学校で学んでいた農民の子。
頭が良く、教師の薦めで宮廷の登用試験を受験。文官として城に。宮廷書記、姉騎士とは同期。
何げに出世しており、宮廷書記の直属。
宮廷書記に片想い。
0536創る名無しに見る名無し
2009/04/15(水) 23:59:56ID:W/X782Lj0537創る名無しに見る名無し
2009/04/16(木) 11:11:52ID:WwWY70kg『田中幸雄(幸・オオユキ・投手)』
『田中幸雄(雄・コユキ・内野手)』
ですね。
0538460 ◆gRK4xan14w
2009/04/16(木) 12:30:39ID:E2VyDmRZttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Demonrider.jpg
0539創る名無しに見る名無し
2009/04/17(金) 01:14:45ID:r9HTKf3u0540創る名無しに見る名無し
2009/04/18(土) 00:23:49ID:ez8FwLmvロリ皇女「お兄様…」
皇子「何だい?妹よ」
ロリ皇女「私、お母様の故国へお嫁に行く事になりました」
皇子「何!?あの国へか!?いかん、絶対にいかんぞ!!親戚を悪く言うと何だが、あそこの国王は色々とヤバい!お前の貞操が危ない!」
ロリ皇女「いいえ、その国王陛下に嫁ぐのです」
皇子「えぇっ!?王子じゃないのか!?」
皇子「おのれ…可愛い妹をバカ王の毒牙にかけさせてなるものか!!この話、是が非でも破談にしてくれる!!」
ロリ騎士「皇女様をお迎えに参りました。使者のロリ騎士です」
皇子「どうぞどうぞ!家の妹で良ければ連れて行ってください!ところで使者殿、今の職場に不満はございませんか?もしよろしければ我が国はあなたを歓迎します。それで、あなたさえ良ければ私直属の騎士として…デヘヘ〜♪」
ロリ皇女「……」
皇妃「これは…」
皇帝「血は争えないね…」
0541創る名無しに見る名無し
2009/04/18(土) 01:25:39ID:7yaVYDtI流石は、地続きな上に縁続きだな、おい。
ロリ騎士や国王、書記や監査官たちの『王国』
皇帝一家やショタ騎士たちの『大国』
その二国と接した『隣国』
今ある国はこれだけ?
0542創る名無しに見る名無し
2009/04/18(土) 02:25:30ID:l0QZ4vxP>>541
なんか他にもあった気が
0543創る名無しに見る名無し
2009/04/18(土) 12:15:04ID:IqgZ2aXj0544創る名無しに見る名無し
2009/04/18(土) 16:09:23ID:+rbwEKDz0545創る名無しに見る名無し
2009/04/18(土) 16:15:16ID:ez8FwLmv0546創る名無しに見る名無し
2009/04/18(土) 22:29:12ID:7yaVYDtIあり。
ラストは三国が統一されて超大国に挑むか、初代ロリ騎士が孫の三代目に昔話をするか……
0547創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 00:43:02ID:zCDhhTk70548創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 00:56:41ID:8VrRQtDBがさごそ
ショタ騎士「他に我が国に有利になりそうな書類は……」
コンコン
ショタ「っ!」
監査官♂「失礼します。監査官♀からの報告を……おや?(隣国の使者?)」
ショタ「(ちっ、邪魔が入った)えっと、あの」
監査官「貴方は隣国の大使、ショタ騎士様ですね?」
ショタ「は、はい」
監査官「宮廷書記の執務室に何か?」
ショタ「えっと、道に迷ってしまいました。(確かこいつは女狐の腹心)」
監査官「そうでしたか。それでは後程案内の者を付けましょう」
ショタ「ありがとうございます。(巧く取り入れば役に立つ)」ニコ
監査官「いえ、そう言えば自己紹介がまだでしたね。私は宮廷書記直轄監査官です。しばらく滞在なさる間、年は違えど男同士よろしくお願いします」スッ
ショタ「はい、よろしくお願いしますね」ギュッ
握手する2人
監査官「(子どもなのは見た目だけ、この手は荒事もこなす者の筋肉の付き方)」
ショタ「(しばらく様子を見るか)」
0549創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 00:58:03ID:8VrRQtDB姉騎士「来たわね」
兵士「は、はい。私に何か?」
姉「いつもロリと遊んでくれてありがとう」
兵士「いえ、私は大したことなど」
姉「ロリは貴方に懐いてるみたいね」
兵士「光栄なことです」
姉「そんな貴方に頼みがあるの。拒否権は無いわ」
兵士「は、はいっ!」
姉「詳しい状況はまだ分からないけど、近いうちにこの国が混乱に陥るかもしれない」
兵士「ゴクッ」
姉「私と信頼できる者が秘密裏に詳細を探っている」
兵士「……」
姉「何かあってからでは遅い、そうなる前に片を着けたいの。でも万が一、手遅れになった時は、貴方の手でロリを守ってあげて」
兵士「……拒否権は無いんですよね?」
姉「ええ、そもそも貴方は拒否しないわ、そうでしょ?」
兵士「まあ、私に出来ることは小さいですが。ロリ騎士殿をお守りすること、命令でなくとも成し遂げます」
姉「ありがとう。それじゃあ、今から貴方はロリ付きの兵士よ。安心して、私の権限で既に任命書は出来てるから」
兵士「……本当に拒否権無いんですね……分かりました。不肖ながらこの私、ロリ騎士殿の従士として尽力いたします」
0550創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 00:58:51ID:8VrRQtDB監査官♀「はい、姉騎士殿におかれましても」
姉「堅苦しい挨拶は抜き。早速だけど、今の城内のことは分かる?」
監査官「ええ、大国との縁組みの話が進み、隣国から使者が来ている」
姉「そう、それでね気になることがあるの」
監査官「気になること?」
姉「このタイミングで隣国から使者が来たことよ。出来すぎてるわ」
監査官「陰謀ですか?」
姉「まだ何とも言えない。隣国が私たちと手を取るメリットもあまり無い」
監査官「確かに、この国に真人間は少な過ぎます」
姉「(貴方もね)だから、貴方の部下、数少ない真人間兵士甲・乙を使って隣国の使者ショタ騎士の動向を探らせなさい。そして何かあったらロリを助けて」
監査官「このことに関して宮廷書記様と監査官♂、それに父は何と?」
姉「宮廷書記には知らせないで良いわ。(彼女は今冷静な判断は出来ないわ。こんなこと話せない)監査官♂は……まあ、勝手に動くでしょう。団長は……お酒が入っていない時に話すわ」
監査官「私は宮廷書記様の部下です」
姉「この国の危機よ」
監査官「……分かりました。それでは兵士からの報告は全て姉騎士様に、ロリ騎士殿については有事以外でも気を配るようにします」
姉「任せるわ」
後は任せた。思いついたら続き書くかもしれないが。
0551創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 01:06:06ID:Am9qQZRh僭越ながら続き書いてみていいんだろか
0552創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 01:17:33ID:Am9qQZRh兵士「どうしました、ロリ騎士様」
ロリ騎士「国境線があかいよ」
兵士「夕焼けですね……あれ……」
ロリ騎士は奥歯を噛み締めて、隣国との境に広がる、青々と茂る森を凝視し続けた。
あの一体に巣を作る鵲たちが、日に揺れて慌ただしくはばたいている。
兵士も気付く。
あれは、ただの夕焼けではない。
- - -
国王「監査官♂、その事実をどうやって裏付ける」
監査官♂「大使の存在からの類推に過ぎません」
国王「であれば、我々は事実を確認するまで動けん……」
監査官♂「それは」
国王「判っておる。――事実を確認した時には、手遅れである」
監査官♂「……」
国王「……」
監査官♂「……どうか、ご決断を」
国王「先代であれば……」
監査官♂「……はい」
国王「先代であれば、どうしたであろうか」
監査官♂「……まず、投獄したのではないでしょうか。ショタ騎士殿を……」
国王「率直に聞く。この国は、終わりか?」
監査官♂「いいえ。愛すべき者達が沢山いて、平和に悩める王がいる。
こんなすばらしい国はありません」
国王「終わりか?」
監査官♂「……」
監査官♂「終わらせるべきではありません。そう申し上げております」
国王は、にやりと笑った。
0553創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 01:26:26ID:Zr+aWr0u落書きショタ騎士
http://p.pita.st/?m=ac9kvqxb
0554創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 01:29:30ID:Am9qQZRh国王「王子はまだか」
兵「いましばらく」
国王「……監査官♂、この策、本当に通用すると思うか」
監査官♂「……」
国王「なにか応えてくれ。不安だ。だが、何か話しておらんと落ち着かん」
監査官♂「改めて、敬服します」
国王「儂は、敬服されるような王ではない。だが、この選択だけは間違いたくないのだ」
監査官♂「姉騎士様に言付けた文書次第にございます」
国王「儂は、歴史の分岐点に立ちたくはなかった」
国王「不安だ。不安で押し潰されそうだ」
国王「だが、この国は守る」
国王「や、約束しようぞ。最悪の事態が起ころうが」
監査官♂「王、弱気になっては――」
国王「こ、この儂の、首ひとつで、民衆が平和に過ごせるのであれば――」
扉が開く。
ロリ騎士「おうさま。東のそらが、焼けてます」
国王「おお。ロリ騎士か……いや」
国王「下がっておれ」
ロリ騎士「おうさま……泣いてるの……?」
0555創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 01:40:18ID:Am9qQZRh仮面の男「既にその盗賊団は、我が国の鎧と何一つ違わぬ鎧を着て、隣国に火を放ち始めております」
姉騎士「鋳造工房ごと買収されていたと見るべきでしょう」
仮面の男「我々を陥れて、隣国にはどんな利益があるのでしょうね」
姉騎士「弱い国が海に面している必要はない。もっと船を作れる国が、海に面した全てを仕切っているべき、というあたりじゃないですかね?」
仮面の男「……」
姉騎士「使者が来たら、そのままお帰りになって下さいね?」
仮面の男「父は私を探していることでしょうね」
姉騎士「それは、間違いないと思います。どんなご決断をされるかは、判りませんけれど……」
仮面の男「ああ、来たようですよ。ウチの連絡兵です」
仮面の男は馬車に歩み寄る。
連絡兵「姉騎士様宛の文でございます」
仮面の男「ああ。ご苦労――」
連絡兵「お前は誰だ? 姉騎士様、この男に渡してよいので?」
姉騎士「あ」
仮面の男「……ああ、すまない。隣国の際だからな」
王子「父上の取った選択、改めさせてもらう。文に目を通すまで、待機していて貰おうか」
連絡兵は仰天して馬から転げ落ちた。
0556創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 01:47:08ID:Am9qQZRhロリ騎士「あのね、王様。あのね」
国王「……どうしたんだい、ロリ騎士たん」
監査官♂(あ、いつもの王に戻った)
ロリ騎士「あのね。私ね? 今朝ね、王子様に会ったの」
国王「うんうん。今朝方、馬で周辺を散歩していたようだね」
ロリ騎士「王子様ね、私にね、『戦え』って言ったの」
国王「!」
監査官♂「!?」
ロリ騎士「この国が好きなら、戦えって」
ロリ騎士「王子様ね、多分、戦おうとしてるんじゃ、ない、かなぁ……」
国王「宮廷書記の様子はどうだ」
監査官♂「取り乱している様子です」
国王「我が息子は、恐らく国境線近くまで行っておろう」
監査官♂「確信できることですか?」
国王「……息子を疑うなら、確実だな。さらに付け加えるなら」
国王「息子を信じてもなお、確実であろう」
0557創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 02:13:25ID:Zr+aWr0u0558創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 02:15:06ID:Am9qQZRh命じられた任務の重さが、彼女を必要以上に急かし続けた。
逸る動悸は、むしろ彼女の心的不安を押し殺し続けた。
だが彼女は、目的地に辿り着く。
彼女はすでに涙を浮かべている。
跪いてなお、彼女の動悸は収まる気配がない。
ロリ僧侶「……悩みを聞きましょう」
ロリ騎士「ロリ僧侶ちゃん。あのね」
ロリ僧侶「……特定自重……」
ロリ騎士「あたしね、このお国が好きなの」
ロリ僧侶「……? はい、存じてますよ」
ロリ騎士「まだ子供だけど、このお国を守るために生きてるの」
ロリ僧侶「……そうですね(先代の不幸が早かったことと、王の采配の妙だからなぁ……)」
ロリ騎士「あたし、今晩、」
ロリ騎士「……人を殺めることになると思う」
ロリ僧侶「!?」
ロリ騎士「あたしは、かみさまに何を懺悔したらいい?」
ロリ僧侶「あなたに殺人を命じた人物が誰か判りませんが、私は神に仕える者として、その人を軽蔑します」
ロリ騎士「おうさまは悪くないの!」
ロリ僧侶「暴露自重」
ロリ僧侶は、ロリ騎士の鳴き声を確認してから溜息をついた。
ロリ僧侶「……神様は、平等」
ロリ騎士「?」
ロリ僧侶「殺さずに済む方法を、考え抜くべきです」
ロリ騎士「……うん」
ロリ僧侶は思う。
罪のない人間はいない。……本当に、そうだろうか。
普段から、ロリ騎士に罪らしい罪を見出せた試しがない。
ロリ騎士「かみさまに、あやまれることは、ないですか」
鳴き声の彼女に対して、応えられるような言葉なんて、ない。
――いや、一つだけあった。
逃げのような気がして、今まで出来れば言いたくなかった台詞が。
ロリ僧侶「……祈りなさい」
ロリ騎士「はい。でも、なにを。」
ロリ僧侶「全てを」
ロリ騎士「……はい……」
0559創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 02:30:43ID:Am9qQZRh姉騎士「そう言うのは早計ではないでしょうか。ここまでを整理してみましょう」
・隣国が、この国で正式採用されている鎧を発注しまくった
・それを盗賊に渡して、自国の辺境を攻めさせた。
・自作自演で、国際法的にも正当な進軍の理由が得られる!
・王はそれを阻止するために、調整役であった宮廷書記を投獄した。
実際には関係なく、むしろショタ騎士の暗躍とかがあった部分である。
単なる目くらましである。
・ショタ騎士は来賓として扱ってるけど、どうやら誰かさんをけしかけてヤっちゃうつもりだよ!
誰なんだろうね。姉騎士と王子は誰なのかを推測する術さえないよ!
・王は最終的に、宮廷書記を投獄した事実を軸に、「最悪の場合」自分の間違いであったということを近隣諸国に示すつもりである。
ギロチンくらい用意しちゃったよ!
王子「……なんですか、そのひっどい文章は」
姉騎士「これ書いてる奴が眠いそうなんです。申し訳ございません」
王子「……まさか……」
- - -
宮廷書記「プリンおかわりー」
兵「えー……。この国、どっちかっていうと卵貴重な方なんスけど……」
宮廷書記「おだまりっ! こんなカビ臭い場所でいつも以上に書類処理させといて、どの口が言うかっ!」
兵「あなた様を一応囚人扱いしなきゃいけないんですよう。体裁的にぃ」
宮廷書記「判ってるわよ! ……しっかし、ねぇ……」
宮廷書記「……あの日和見国王とは思えないわね。ロリ騎士に、ショタ騎士の殺しを命じるとは……。
これは、絶対裏があるわね……」
↓つづき だれか たのむ
0560創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 02:35:40ID:Am9qQZRhなんかさわやかなキャラ絵を冒涜してしまった気分ですw
スマソw
0561創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 02:44:38ID:Zr+aWr0uロリ僧侶との会話のロリ騎士たんの決意にウルっときたよ
続ききぼん!
0562創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 16:38:08ID:mRnCXn460563創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 17:22:43ID:Am9qQZRh続き書いて来ます
0564創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 17:23:48ID:8VrRQtDBふぁいと!
0565創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 17:47:13ID:Am9qQZRhショタ騎士「はい。なんの御用ですか?」
兵士「夜分に恐れ入ります。折り入ってお話が」
ショタ騎士「……中へどうぞ。ですが、夜更けですし手短に願えると助かります」
兵士「あなたは明日、この国を起ち、隣国に戻られるご予定でしたね」
兵士は剣を抜いた。
ショタ騎士「……なんの真似でしょう」
兵士「あなたに改ざんした書類を持ち帰らせてしまえば、この国の明日はありません」
ショタ騎士はにやりと笑う。
ショタ騎士「そんなにこの国がお好きですか」
兵士「はい」
ショタ騎士は、兵士の即答に動揺を隠さない。
ショタ騎士「証拠はおありで?」
兵士「はい。あなたの鞄の中に」
ショタ騎士は兵士を睨み返す。
次第に彼の表情から笑みが消えていった――
その時、勢い良く扉が開く。
ロリ騎士「おかぐおー! ちがっ、お覚悟!」
ショタ騎士と兵士は、意味不明な闖入者に目を向けた。
0566創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 17:48:28ID:Am9qQZRhショタ騎士「……なんの真似でしょう。いや本当に」
ロリ騎士「あ、暗殺にはい、い、色仕掛けがいいと聞いつえ!」
ショタ騎士「また噛んだよこの子」
兵士「色仕掛け……なら、短刀は隠して迫るべきでは……」
ロリ騎士「兵士さん……なんでここにいるの?」
兵士「姉騎士様から、あなたを守るようにご用命を受けております故」
ショタ騎士はほくそ笑んだ。
ロリ騎士の寵愛は彼も話に聞いて知っている。
ショタ騎士「……預かるぞ」
兵士「なんだと?」
ショタ騎士が指を鳴らした途端に、部屋の灯りが消えた。
天井から何かが落ちた音。
ロリ騎士の悲鳴。
兵士は叫び、ショタ騎士がいたであろう場所を剣で薙いだ。
ショタ騎士「血気盛んな事だ。
その剣が全てを決定したな。
私はいわれなき誹謗を受け、剣で応じられた。
そして、その状況を打破するために、この子を盾、人質として国に逃げ帰ったという事になる。
……明日には宣戦の準備が整うだろう」
窓際に、月明かりにを背負ったショタ騎士の影が映る。
兵士は剣を向けられない。
彼は文字通り、ロリ騎士を抱きかかえて盾にしていた。
0567創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 17:49:33ID:Am9qQZRh兵士「仲間が潜んでいたのか……」
微かな気配は微動だにしない。
暗殺に手慣れた者に違いない。
兵士が仲間を呼ぶために息を大きく吸い込むと、闇夜から白い刃が伸びて彼の喉仏を撫でた。
暗殺者「……やめておけ。喉くらいかっ切っても明日にはショタ騎士殿の正当防衛が成立する『ことになる』」
兵士には、暗殺者の姿が見えていない。
彼は冷や汗を流した。
ショタ騎士は、窓枠にロープを縛り付けながら、三たびほくそ笑む。
月明かりに慣れた兵士は、ロリ騎士と目が合った。
彼女の口は押さえられていた。
その喉元には彼女自身が持って来た短刀が、ショタ騎士の手で添えられている。
兵士「ロ……ロリ騎士殿を、離せ」
ショタ騎士「離すとも。この城が、焼け野原に変わった後でな――」
- - -
夜風とともに、闖入者達の気配は瞬く間に消えた。
兵士は、月明かりの中心までふらふらと歩いてから、膝を折った。
兵士「姉騎士様……申し訳ございません。私には力不足でした……」
監査官♂「あなたは良くやったわ」
兵士「監査官♂殿。あなたの部下では奴らを追い切れない」
監査官♂「大丈夫だ。この国では、この状況は誰もが部下となる――」
兵士「?」
監査官♂「ロリ騎士殿がさらわれたぞー!」
監査官♂が窓際からそう叫ぶと、見える範囲内にある、全ての兵士宿舎の扉が同時に開いた。
0568創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 17:55:02ID:Am9qQZRh兵士達「それは本当か!」
監査官♂「ああ。しかもシースルーのネグリジェ姿でだ! 手の空いている諸君、ロリ騎士殿を連れ去った曲者を捜せぇっ!! 国境線を越えさすなぁっ!!」
兵士達「応!!」
監査官♂「……こいつら、こんなに訓練されてたっけ……」
兵士達「捕らえたぞー!!」
負けた方の兵士「早っ」
0569創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 18:08:40ID:Am9qQZRh宮廷書記「……ということで、王様の決定ではお咎めなしという事です」
ショタ騎士達「……」
宮廷書記「ですが、この一件……大国の密使には全てをそのまま伝えざるを得ません」
ショタ騎士「殺せ」
監査官♂「あなたが国でどんな罰を受けるか存じませんが、我々のような小国の一存で捌く必要はありますまい」
ロリ騎士「……監査官さまぁ。どういうこと?」
ショタ騎士「ショタ家の面汚しとして、称号を剥奪され、家を追われるだけさ」
ショタ騎士は開き直ったかのように喋り始めた。
ショタ騎士「そもそも出自の怪しい家系だからな。暗躍や賄賂に長けたことで隣国に重宝されていたに過ぎん――
こうなれば、いよいよ盗賊稼業でも立ち上げるかね。
ああ、笑えよ。笑えば良いさ」
ロリ騎士は、涙を浮かべるショタ騎士の頬に手を添えた。
ロリ騎士「……神様は、平等」
ショタ騎士「?」
ロリ騎士「良く判んないけど、平等なんだって。だからね、えっとね」
一同は、ロリ騎士の次の言葉を待った。
ロリ騎士「悪い事しちゃ、だめっ」
ショタ騎士は一瞬唖然とした表情を見せてから、豪快に笑い出した。
続いて、玉座に座した王が笑う。
いつしか、部屋中の人間が笑っていた。
0570創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 18:11:26ID:Am9qQZRh暗殺者B「……なに考えてるんだ、この国は」
ショタ「だが恐らく、解放されたところで帰る家はないぞ。
お前ら、身の振り方を考えといた方がいい」
暗殺者C「先代からお仕えしてきたんだ、当面はショタ様について行きまさ」
ショタ「……そうか」
ショタ騎士は、この間抜けな王国を遠くから振り返った。
ショタ「祖国での面倒ごとが済んだら、この国で事業でも起こしてみるか」
暗殺者B「へえ。どういった事業で?」
ショタ「無防備過ぎる国だ。傭兵の口には困るまい」
暗殺者A「悪くないかもしれませんな」
ショタ「ロリ騎士殿……」
暗殺者C「え?」
ショタ「あ、いや。なんでもない」
――と、いうわけで。
姉騎士と王子が、彼らが国境線を超えたことを確認したところで、
この物語は一旦幕を閉じるのであります。
[一段落end]
0571創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 18:12:14ID:Am9qQZRhお気付きの点は皆様で適当にSS化して回収してやってくださいw
おそまつさまでした。
0572創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 18:25:12ID:Zr+aWr0u面白かった!!グッジョブ!!!
あと「ショタ家」ワロタw
0573創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 18:35:54ID:rg9TA13W0574創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 18:56:32ID:Am9qQZRhありゃー……読み返したら昨日の投下分に抜けがあったです。大失敗
後から追加してもドラマ性まったくないけど、一応>>552と>>554の間に下記を投下するつもりだった事を一応ご報告ぬw
- - -
宮廷書記「う……ん……」
宮廷書記は、背中の下が冷たすぎる事に気付いた。
彼女は目を開ける。
最初、彼女はそこがどこなのか判断する事ができなかった。
無理もない。彼女はその場を内側から見た事がなかったのだから。
宮廷書記「え……?」
彼女の想像力は、次第にその場所がどこであるかを見極め始める。
彼女が確信をもった時、彼女には目眩しか残らなかった。
そこは、監獄の中だった。
0575創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 21:23:30ID:8VrRQtDB姉騎士「頭は冷えた?」
宮廷書記「……ええ、ある程度情報を把握したわ。ただ、自分の腑甲斐なさへの怒りで冷静とは言えないわ」
姉「そこまで自己分析出来るなら十分でしょうに」
書記「今は怒りを抑えることが出来そうにないわ」
姉「そう……取り敢えず現時点で、貴方を骨抜きにした隣国のショタ騎士はクロよ」
書記「……」
姉「貴方が部屋で寝ている間に執務室の書類を弄っていたようね」
書記「くっ……あの時に」
姉「その後も怪しい動きを見せていたわ」
書記「迂闊だったわ」
姉「まったくよ。いくら貴方が小さい男の子が好きだからって」
書記「私も陛下のことを言えないわね」
姉「だから婚期逃すのよ」
書記「う、うるさいわねっ!余計なお世話よ!貴方はどうなのよ」
姉「さあ?」
書記「さあって……」
姉「そうね、監査官♂なんて良いかもね。同期で気心知れてるし、農民出なのに出世頭」
書記「えっ!?」
姉「顔も悪くないし」
書記「ま、待ちなさい!貴方は自分より弱い男に興味ないんでしょ?」
姉「あら?気付いてないの?アイツ強いわよ」
書記「え?」
姉「ショタ騎士の動向を探りやすくするためにアイツには囮になってもらったのよ。しかもあからさまに狙われるように」
書記「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
姉「危険なのに、頼んだら二つ返事で。やっぱり守りたいものがある男って強いわね」
書記「守りたい、もの?この国のこと?」
姉「はあ、まったく……(監査官♂、気付いてもらえてないみたいよ)」
書記「何よその露骨な溜め息は」
姉「別に。ただ、ちょっと可哀想な男を憐れんだの。(アイツの守りたいもの、鏡見れば分かるでしょ、なんて癪だから言ってあげない)」
書記「?」
姉「じゃあ、快適な牢獄暮らしを送りなさい」
0576創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 21:32:54ID:Am9qQZRh書記主役で一本書けそうだなぁ
0577創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 21:51:14ID:8VrRQtDBショタ騎士「宮廷書記様、色々とごめんなさい」
宮廷書記「今更可愛こぶっても無駄よ」
ショタ「ははは、そりゃそうだ」
書記「で、話って何かしら?」
ショタ「いや、ちょっとした野暮な話と世間話をな」
書記「は?」
ショタ「まずは世間話だが、この国はアンタだけが脅威じゃなかった」
書記「当たり前よ」
ショタ「まあ聞けよ。この国は女狐以外にも化け物揃いだ」
書記「女狐?私のこと?」
ショタ「ああ、っと怒るなよ。この国の3人の女とその周りの奴ら」
書記「3人の女?」
ショタ「女狐のアンタと、腕っぷしと行動力のある獅子、姉騎士、ある意味でこの国を支え、救った聖女、ロリ騎士」
書記「続けて」
ショタ「アンタは油断ならない政治家だ。姉騎士は単体としての戦力だけじゃない、あの急場の指揮。将来的には騎士団を率いるんだろうけど、絶対に戦いたくないね。アンタの腹心の監査官♂・♀もこの俺の行動を丸裸だ。密偵にでもすればいいのに」
書記「親友と自慢の部下、当然よ」
ショタ「あとはロリ騎士の部下、奴の忠誠心は本物だ。俺にもあんな忠誠を誓わせる主がほしいぜ。そんで、最後はロリ騎士だ。アイツがいるからこの国はおかしくて、そして強い。アイツを中心にこの国は平穏を保つ」
書記「そうね、貴方に負ける要素がないわね、この国は」
ショタ「ああ、国に帰ったら俺の元陛下に言っておくさ。この国にちょっかい出すのはやめておけ。女狐と獅子、聖女を敵にして勝てるわけない、ってな」
書記「釘はしっかり刺しなさい」
ショタ「ああ。それと最後に野暮な話だ」
書記「野暮な話?」
ショタ「アンタの腹心の監査官♂に伝えてくれ。“アンタの大切な花についた悪い虫は退治された”って」
書記「どういう意味?」
ショタ「男同士の内緒話さ」
0578創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 22:00:36ID:/GjXPSS3こいつが改心した後の後日談が読みたいわ
0579創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 22:35:01ID:p7QnwE7O監査官「すっかり悔い改めて、今じゃ場末の酒場店主と聞いたが……ここかな」
カランカラン
ショタ店主「いらっしゃいませー」
監査官「か、変わってない!?どんだけ若作りなんだアンタはー!」
ショタ店主「えへへー、企業秘密です」
0580創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 22:37:22ID:Am9qQZRh0581創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 23:10:56ID:1Xy7x15S0582創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 23:11:42ID:zCDhhTk70583創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 23:16:40ID:GPX1IW+W「あ、どーも。真人間で通った甲です」
「影薄いのに過大評価な気がします、乙です」
「名乗りと労い兼ねているみたいですよコイツ。因みに丙です」
「名前呼んで貰えただけ有り難いんじゃないかな?丁です」
「なんか増えてるー!?
……てっきり、ロリとショタがくっつくと思ってました。監査官♀です。
うちの酔いどれが氣志團無双とかスレ違いやらなくて良かった……」
「……うぃ〜(ひっく)
実は、わしら親子はスターシステムに則っていての。昔は酔いどれ保安官と軍のエリートじゃった。
余所でこんな親子見かけたら、まさにわしらかもな」
0584創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 23:17:53ID:1Xy7x15S最初はまさかこうなるとは思わんかった
0585創る名無しに見る名無し
2009/04/19(日) 23:32:23ID:EQbvirh7まさかロリコンパワーで解決してしまうとは…この国、始まったな
0586創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 01:43:35ID:u/dTtTf4監察官「興味深い情報を耳に入れたぞ」
宮廷書記「興味深い情報?」
監察官「ショタ騎士の国でかなり大規模
な反乱が起こった」
宮廷書記「大規模な反乱? それはどう言う事?」
監察官「ショタ騎士を放逐した事で、な」
宮廷書記「あ! そうか」
その頃ショタ騎士の国では
国境兵士「俺達のショタ騎士を返せ〜!」
兵士「何で追放したんだあ!!」
農民「裏切り者の王族を皆殺しだあ!!」
騎士団「今こそショタ騎士様を国王に!!」
0587創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 01:50:07ID:iABWM07I0588創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 11:06:02ID:tZUcf0+t−x × −y = xyなんだぜ
0589創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 12:35:57ID:mIBHDZjqhttp://imepita.jp/20090420/452540
0590創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 16:34:49ID:iABWM07I0591創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 21:30:49ID:tZUcf0+t0592創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 21:32:13ID:iABWM07I0593創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 21:35:42ID:pWdwjaA7そう来たか。ならば……
メガネ騎士「はて、早まりましたかな?」
デカ貴族「ショタ騎士など、我らが内では一番の小物……」
謎の巫女「まさか、斯様に人心を束ねていようとはな……」
天の大僧正「ふっふっふ、我らには、まだ打つ手が御座ろうて……」
女王ロリババア「やむをえん、民草に真実を伝えよ」
かくして、隣国の国民は知る。
謎の巫女が、“男の娘”であった事を……
0594創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 21:37:06ID:8ctctv+r0595創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 21:38:22ID:iABWM07I0596創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 23:39:31ID:u/dTtTf4乙
「だがしかし、案山子、お菓子
ショタ属性とTS属性では全く別物と言う事実に気付かない>>593の面々の運命や如何に!?」
0597創る名無しに見る名無し
2009/04/20(月) 23:52:07ID:4tDWZ+Yc誰かの娘であることを伏せたのかオカマってことなのか
0598創る名無しに見る名無し
2009/04/21(火) 00:29:42ID:VISWynFSオカマだろう
男の"子"と"娘"を引っ掻けたダジャレ
0599創る名無しに見る名無し
2009/04/21(火) 07:27:43ID:cpHkGi++0600創る名無しに見る名無し
2009/04/21(火) 10:20:24ID:OpVh3iAd0601創る名無しに見る名無し
2009/04/21(火) 10:22:28ID:OpVh3iAdhttp://meynohinannjo.mad.buttobi.net/Mayfiles/Sis-K.jpg
頑張って夜頃には(`・ω・)ノ
0602384 ◆gRK4xan14w
2009/04/21(火) 10:44:48ID:jqO/pxJF>>589、>>601の使用許可をお願いしますm(_ _)m
また>>589に関しては背景の色つけ処理を行いたいと思います。
by カード化スレ ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/index.html
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