宮廷書記「陛下、いい加減に政務をなさって下さい」
国王「だって……今日はロリ騎士に会ってないんだぞ」
宮廷書記「知りません!何時も何時もそんなことばかり言ってないで、国のことを顧みて下さい」
国王「そんなの大臣やら議会の輩に任せておけば、」
宮廷書記「だから!いい加減に、」
???「陛下、書記殿、ご報告に参りました」
宮廷書記「監査官ではありませんか」
国王「おお、監査官久しいな。息災であったか?」
監査官「はっ、本日はご両名のお耳に報告したきことがございました故に宮廷に馳せ参じた次第でございます」
宮廷書記「報告?貴方に命じた任務の報告の期限はまだ先のはずですが」
監査官「実はその件で、南部の諸侯の政を監視しておりましたが、そこで南部を統括する伯爵が人身売買に関わっているという証拠を掴みました」
宮廷書記「人身売買ですか?」
監査官「はい、どうも他国よりさらわれた少女を館にて侍らせているようで」
宮廷書記「何ですって、この国の伯爵がそのような悪事に手を染めていたなんて」
国王「(少女……はあ、なんて)羨ましい……」
宮廷書記「ギロッ」
国王「そ、それは一大事!書記、監査官よすぐさま処断を」
宮廷書記・監査官「はっ!」