先日の謁見からこっち。
ロリ僧侶は困っている。
何故なら

国王「さあ〜今日も張り切ってお祈りお祈り♪」
宮廷書記「王様、教会ではもう少しお静かになさってください」
近頃は毎日こんな調子である。
もっとも、
宮廷書記(どーせロリちゃんの予備でも見つけて浮かれてるんだろうさ。ケッ!)
王様の意図はすっかりばれている訳だが。

そんな様子を、まるで街道の標識の様に立って礼拝堂の隅からじっと見つめるロリ僧侶の姿があった。

院長先生「王様が熱心にお祈りされるようになって……良い国になるといいですね」
院長先生は根っからの善人特有のコメントを漏らすが、
ロリ僧侶「…………」
幼い彼女は、幼いなりに真実を理解している。
ロリ僧侶(あ……何か黒い気配が……)

国王(王宮をかわいいロリっ子で一杯にしてください♪)
子供が親におねだりする様な調子で、トンデモない願いを念じる君主である。

ロリ僧侶「…………(ビクッ!)」

不意に襲った身体の震えが止まらなくなるロリ僧侶であった。

院長先生「あら、どうしたの? 風邪?」
ロリ僧侶「…………(フルフル)」←首を振る音

ロリ僧侶は勘が良い。