(たぶん)新ジャンル「ロリ騎士」
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0001創る名無しに見る名無し
2009/02/26(木) 09:51:59ID:vTrVs9dZ国王(俺が守ってやらないと・・・!)
0305創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 01:19:51ID:8OScwn8D0306創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 01:28:21ID:NVKJCa6C国王カッコいいなw ぜひ書記さんも見てみたい…
0307創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 02:24:10ID:BP+CUwnAロリ騎士たんは天国にいけるよ!絶対!
>>304
あれ…王若い?かっこいい?
はげたおっさんかと思ってたのに…
0308創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 02:34:41ID:fHMnJ3IZ私的にこのスレ代表w
0309創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 09:43:08ID:+aHWsJqBわざわざコテつけて描き続けてるのが痛々しいな
0310創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:05:20ID:BX2nFmwq毅然とした態度。
そしていかにも頭脳明晰そうな顔立ち。
さらに、たとえ相手が国王であっても意見を曲げない芯の強さ。
最後は尾ひれが付いた誇張だが。
そんな彼女だから、悩みを打ち明けられるような友人はいない。
唯一といって良い友人の姉騎士は忙しすぎて、ほとんど顔は合わせていない。
その妹のロリ騎士は……悩み相談など出来る訳が無い。
そんな訳で、溜まりに溜まった心の内をぶちまけるのは、
もっぱら教会の懺悔室の中だったりする。
宮廷書記「ううう……もうやだぁこんな国ぃ……」
ロリ僧侶「…………」
少女は即答できずにいる。
これはもはや、懺悔や告解などではない。
どう考えても王宮関係者の国への不信発言は、ある意味大スクープでもあるのだが。
ロリ僧侶「……大丈夫」
宮廷書記「……へっ!?」
ロリ僧侶「もうすぐ自由」
彼女が言う「自由」とは、「国が滅びてあなたは自由になる」と言う意味だが、
そんな真意は宮廷書記には伝わりはしない。
宮廷書記「……えええっ!? それは駄目っ!!」
ロリ僧侶「……???」
宮廷書記「今のご時勢リストラなんてっ! 冗談じゃないわよっ!!」
ロリ書記「…………」
「自由」の意味を履き違えてしまった宮廷書記は、闘志を復活させて職場へと戻っていった。
ロリ書記「……変な人」
国への不信を口にしながらも、なおそれにしがみつく。
気持ちは判らないでもないが、矛盾している。
これが愛憎という奴か。
近頃の教会懺悔室は、ほとんど愚痴の吐き出し場所として機能していた。
0311創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:09:49ID:BP+CUwnA0312創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:13:40ID:BX2nFmwq途中から「ロリ僧侶」を「ロリ書記」と書いてしまっている。
脳内変換しといてくれ。
0313創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:16:18ID:dSOS1AEn0314創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:17:22ID:BP+CUwnA0315創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:17:34ID:BX2nFmwqロリ僧侶「……何?」
0316創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:23:38ID:dSOS1AEn某スレで連載してる某クエストがやたら面倒臭いです><
うまいオチはないものでしょうか?
0317創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:28:01ID:BX2nFmwqロリ僧侶「……大丈夫。神様は見てる」
彼女が言う「見てる」というのは「読者の目があるんだから今更尻尾巻いて逃げるわけにもいかないだろう頑張れ」と言う意味だが、
この程度の言葉で真意が伝わる訳も無い。
0318創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:32:00ID:dSOS1AEnわかったよ、ロリ僧侶たん!!
ロリ僧侶たんの覚悟が!「言葉」でなく「心」で理解できた!
打ち切るって思った時は、ロリ僧侶たんッ!すでに行動は終わっているんだね!
0319創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 13:36:39ID:BX2nFmwqなんだか妙に察しの良い信者はやりにくい。
そんな事を思いながら音を立てないようにお茶を啜る少女であった。
0320兼定 ◆FithLJx0xQ
2009/03/16(月) 15:21:44ID:fX2rAphdほい
http://p.pita.st/?m=5lir6qzj
0321創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 16:03:22ID:8OScwn8Dちょwwwwww
0322創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 16:12:57ID:L3qVk68C彼女が言う「見てる」というのは「ロリコンなんざ神様がその存在を許さない絶対地獄行きだ」と言う意味だが、
この程度の言葉では、国王に真意が伝わるはずも無い。
0323創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 19:36:14ID:BP+CUwnA俺がイメージしてた王はこれだww
でもロリ騎士たん嫌がってるなw
0324創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 19:50:22ID:EAD94QrU0325創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 22:35:58ID:L3qVk68Cなんと言っても、途中で世間話に乗ったりする事が無いので、
帰ってくるのが早いからだ。
だが。
そんなロリ僧侶でも足止めを食ってしまう事がある。
今日も街へ出かけた折。
一人の女性に呼び止められた。
姉騎士 「あら、あなた可愛いわねえ」
ロリ僧侶「…………」
何か嫌な予感がして逃げ出そうとするが……。
姉騎士 「ふふふ……逃がさないわよお」
ガッシリと腕を掴まれると、もう観念するしかないと悟るが、
最後の一線は護らなくてはいけないと、小さなその身を固くする。
姉騎士 「ね〜え、この服着てみない?」
どこから取り出したのか。
出してきたのはピンクのリボンやフリルでゴテゴテに飾られた服。
華美な服装はご法度の聖職者には、身につけるなどとんでもない代物だ。
ロリ僧侶「……嫌」
一言、なるべくハッキリ聞こえるように言うが、
姉騎士 「いやーん、この子声まで可愛〜い♪」
どうやら拒否する事は不可能な様だ。
そんな訳で。
院長先生「あら、あなたその頭は?」
ロリ僧侶「……通り魔に……」
修道女と同じ格好の彼女の頭には、大きなピンクのリボンが花を咲かせていたという。
その後しばらく。
でっかいリボンをその動きに合わせて揺らしながら歩く、
小さな僧侶の噂が、街中に囁かれていた事は言うまでも無い。
0326創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 22:46:39ID:BP+CUwnA0327創る名無しに見る名無し
2009/03/16(月) 22:57:20ID:L3qVk68C頭のリボンはされるがままに結わえられてしまったと言うお話w
でも恥ずかしくても、それを途中で取ってしまわないあたりがロリ僧侶www
0328創る名無しに見る名無し
2009/03/17(火) 00:39:14ID:zumQznqU宮廷書記「ちょ!また無駄遣いをして…もう!
で、一体何を買ったんです?」
国王「目の前に置いてあるじゃないか」
宮廷書記「…?(空箱?)」
国王「聞いて驚くがいい…何とこれこそは世にも名高い、
『愚か者には見えない服』なのだ!」
宮廷書記「( ゚д゚)ポカーン」
国王「ん?どうした?まさかお前、見えないのか?ん〜?」(ニヤニヤ)
宮廷書記「…(ああ、貴重な国民の血税をこのオッサン…)」
国王「さらに!今ならこの『愚か者には見えないブリーフ』が付いた上に、
価格が何と50%オフ!!
いやあ、何とも良心的な商人だった。
次の仕入れがあるからと慌てて立ち去ってしまったが…」
宮廷書記「衛兵、直ちに国境を封鎖するよう伝えなさい」
衛兵「はっ」
国王「さ〜て♪、早速これに着替えてロリたんに会いに…」
宮廷書記「捨てろ。」
ゴスッ
0329創る名無しに見る名無し
2009/03/17(火) 01:11:09ID:+NPFmj3g0330創る名無しに見る名無し
2009/03/17(火) 02:19:01ID:V+LoZ4ukいかにも馬鹿面な王を騙して大金をせしめたは良いが、
間一髪気付いた宮廷書記の指令で街道が封鎖されてしまった為、
脱出する事が出来なかった商人である。
旅の商人「とりあえず逃げ込むなら……あそこしかないか」
目を付けたのは教会。
宿屋だと片っ端から捜索されてしまう恐れはあるが、
教会ならいかに兵士達でも、中まで踏み込め無い事がある。
場合によっては泣き落としが効く事は、長年の経験で判っていた。
二十四時間開かれている礼拝堂に入り込み、その片隅の懺悔室に入り込む。
旅の商人「……へへへっ……ここまで来りゃ、もう手も出せねえだろうよ」
????「……何?」
いきなり聞こえた声にビクッとするが、考えればまだ日も高い時刻。
仕切りの向こうに誰かがいても、不思議ではない。
旅の商人「……え〜……実は……追われていまして」
????「…………」
旅の商人「わたしは……真面目に商売をしてるのに、それを妬む奴らがですねえ……」
????「…………」
しばらく、ある事無い事しゃべりまくる商人であった。
仕切りの向こうの人物は、それを黙って聞いている。
あまりにも反応が無いので、
旅の商人「あ……あの〜……聞いてます?」
思わずそう聞くと、
????「……一応」
素っ気ない返事が返ってくる。
そして、仕切りに備え付けられた小さな引き戸が開いて……。
一冊の聖書が。
????「……これ」
旅の商人「……はあ、聖書?」
????「最初から声に出して……お祈り」
懺悔室でそこまでさせられるとは思ってなかったが……。
渋々その言葉に従う。
ボソボソを聖書を読み上げる声を聞きながら、聞き手の方が静かに外へと出てきた。
院長先生「あら? 中にどなたかいらっしゃるの?」
ロリ僧侶「なんだか判らないけど……捕まえた」
旅の商人は、しばらく後にお縄になった。
0331創る名無しに見る名無し
2009/03/17(火) 11:24:55ID:JxacUozl描いて貰えるかな(´・ω・`)
0332創る名無しに見る名無し
2009/03/17(火) 12:15:50ID:9duynXg0どこでリクしたの?
0333創る名無しに見る名無し
2009/03/17(火) 15:34:31ID:GkGb5kuh宮廷書記(だめだこの馬鹿王……)
どうにも自分のセンスを疑う事を知らない国王。
宮廷書記の心労は増すばかり。
宮廷書記「ロリ騎士殿と謁見するのにその服を着られるのでしたら、せめてもっとお似合いの下着をお召しになられては?」
国王「そ……そーか?」
宮廷書記「ええ、男っぷりが上がりますよ」
まともに説き伏せても納得しないなら、作戦を変えるしかない。
宮廷書記は策師だ。
国王「じゃあどーんなパンツにしよっかな♪」
宮廷書記(……そこまではしらんわ!)
コーディネイトまでは責任持ちたくないところではある。
そこに、教会で何故か懺悔室に軟禁? された商人の事が知らされた。
宮廷書記「兵を派遣して、すぐに捕縛しなさい」
大体は教会に逃げ込まれるとそのまま逃亡される事が多いが、この国の教会は協力的で助かる。
まさかそれをやったのが少女である事は、この後も知ることは無い。
そして、いつも懺悔室で宮廷書記の愚痴を聞いてくれる相手であることも。
後日。
ロリ騎士「あっははははは! おうさまな〜にぃそのカッコ!?」
謁見の間で、大爆笑する少女騎士の姿があった。
宮廷書記のおかげで、オールヌードの姿は晒さずに済んだとはいえ……。
滑稽な事には変わりない。
国王「……やっぱり……騙されてたのか???」
まだ頭の中では納得出来ない国王であった。
0334創る名無しに見る名無し
2009/03/17(火) 18:09:27ID:zumQznqU0335創る名無しに見る名無し
2009/03/18(水) 02:25:48ID:Z2ZB/O9Wある国の大統領警護隊に所属する一人の少女。彼女の家は中世の頃から代々騎士として王家に仕え、王制が廃された現代においても軍高官を多く輩出する名門である。先祖には彼女と同じように幼い頃から騎士として王に仕えた女性もおり、彼女の憧れなのであった。
ロリ警護官「銃が・・・怖い・・・」
大統領(俺が守ってやらないと・・・!)
0336ろくさいゆーしゃ
2009/03/18(水) 02:38:03ID:pCoDL/2Fゆうしゃ「すー……ぴー……」
王様「む、むむ? 勇者よ、起きるがよい!」
羊飼い「陛下、話が長すぎました」
ゆうしゃ「むにゃ……おにーちゃん……」
羊飼い「はいはい」
0337ろくさいゆーしゃ
2009/03/18(水) 02:40:37ID:pCoDL/2Fゆうしゃ「いいの?」
王様「うむ、構わぬぞ」
ゆうしゃ「おにーちゃんおにーちゃん、すごいよ! 五十カッドもあるの!」
羊飼い「よかったな、レイル」
れいる「うん! ありがとう、王さま!」
王様「そ、そんな風に無邪気に喜ばれると、何かものすごく申し訳ないんじゃ
が」
羊飼い「……そう思うんなら、もうちょっと弾みましょうよ、陛下。仮にも勇
者の出陣ですよ?」
王様「うむ! では、五億カッドで!」
羊飼い「国が滅びます」
0338ろくさいゆーしゃ
2009/03/18(水) 02:41:54ID:pCoDL/2F羊飼い「今更ですか」
王様「平然と勇者の側におったからな」
れいる「おにーちゃんはぁ、れいるのほごしゃなの」
王様「保護者?」
れいる「うん、ほごしゃ!」
スイフト「羊飼いのスイフトと申します」
王様「ふむ、勇者には護衛に手練れの戦士達が付くことになっておるのじゃが
……」
スイフト「となると、俺……いや、私の役目はここまでですか」
王様「うむ、よくここまで勇者を連れてきてくれた。ご苦労だったな」
れいる「え……」
スイフト「という事らしいが、ここからは一人で頑張れるかレイル」
れいる「ぐすっ……やだぁ」
王様「って言われてもな。どうしましょう、陛下」
れいる「……ぐしっ……おにーちゃんが…っ…いっしょじゃないなら……れい
るもいかない」
王様「……勇者を頼む、スイフトどの」
スイフト「はぁ」
れいる「やったぁ!」
スイフト「はいはい、しがみつかない」
0339創る名無しに見る名無し
2009/03/18(水) 02:44:07ID:pCoDL/2F騎士じゃないですけど、ファンタジースレもちょっと違うような気がしたので
こちらに。
0340創る名無しに見る名無し
2009/03/18(水) 03:42:44ID:cTxlC8la0341創る名無しに見る名無し
2009/03/18(水) 22:42:57ID:9iI3AtBN騎士じゃないんじゃスレが違う気がするがどうだろうか?
他のも騎士じゃないのが出て来てるけどその世界観のスピンオフだし
0342創る名無しに見る名無し
2009/03/18(水) 23:00:32ID:pCoDL/2F了解。
どこか別の場所に移動します。
スレ汚し失礼しました。
0343創る名無しに見る名無し
2009/03/18(水) 23:46:58ID:O0Au2w9xというか新ジャンルスレって俺にはそういうイメージっす
0344創る名無しに見る名無し
2009/03/18(水) 23:59:34ID:9iI3AtBN新ジャンル「○○」の○○に該当するキャラが出てくるのが新ジャンルスレって認識だが
寄り道、脱線、スピンオフは普通にあるだろうけど
上の場合だとロリ騎士が勇者に任命されるならありなんだが
しょうゆラーメンとみそラーメンくらいの誤差か……
0345創る名無しに見る名無し
2009/03/19(木) 00:02:34ID:tuzdjbPqロリ僧侶はロリ騎士のキャラ出して、その範囲内でやってるけど。
0346創る名無しに見る名無し
2009/03/19(木) 00:19:14ID:uWR66I0Hロリ僧侶「大丈夫、全ては神の御意思…」
国王「神の意思…?俺が王家に生まれたのも神様がそうさせたからなのか?」
国王「…つまり俺は王になるべくしてなったという事か、俺は本質的に一国の頂点に立って民を導くべき存在であるという事か!!」
彼女が言う「全ては神の御意思」とは「もし神がお前を『国王に不適格』と判断した場合、すぐに玉座から引きずり下ろしてくれるはずだから、お前は何も気にせず馬鹿やってればいいんだ」という意味なのだが、国王は自分に都合良く解釈し、真意を理解しない。
国王「悩んでた自分が馬鹿みた〜い♪ところで君かわいいねぇ…城で働かない?デヘヘ〜」
0347創る名無しに見る名無し
2009/03/19(木) 01:20:14ID:tuzdjbPqそこで「……嫌」って言わないとチョーシこきますぜ。
0348創る名無しに見る名無し
2009/03/19(木) 03:19:37ID:ivGiI0C5書記さーん書記さーん!
0349創る名無しに見る名無し
2009/03/19(木) 11:02:49ID:4gzU/fNc兵士「うあー! 宮廷書記が幼児退行化しちまったー!? この国いよいよ駄目だー!!」
ロリ書記「まゃあんたいゆかや、だいじょぶ!」
0350創る名無しに見る名無し
2009/03/19(木) 11:04:35ID:p+QIbeWsロリ僧侶は困っている。
何故なら
国王「さあ〜今日も張り切ってお祈りお祈り♪」
宮廷書記「王様、教会ではもう少しお静かになさってください」
近頃は毎日こんな調子である。
もっとも、
宮廷書記(どーせロリちゃんの予備でも見つけて浮かれてるんだろうさ。ケッ!)
王様の意図はすっかりばれている訳だが。
そんな様子を、まるで街道の標識の様に立って礼拝堂の隅からじっと見つめるロリ僧侶の姿があった。
院長先生「王様が熱心にお祈りされるようになって……良い国になるといいですね」
院長先生は根っからの善人特有のコメントを漏らすが、
ロリ僧侶「…………」
幼い彼女は、幼いなりに真実を理解している。
ロリ僧侶(あ……何か黒い気配が……)
国王(王宮をかわいいロリっ子で一杯にしてください♪)
子供が親におねだりする様な調子で、トンデモない願いを念じる君主である。
ロリ僧侶「…………(ビクッ!)」
不意に襲った身体の震えが止まらなくなるロリ僧侶であった。
院長先生「あら、どうしたの? 風邪?」
ロリ僧侶「…………(フルフル)」←首を振る音
ロリ僧侶は勘が良い。
0351創る名無しに見る名無し
2009/03/19(木) 11:07:22ID:p+QIbeWs>>350書いてる間に書記さんまでロリ化かよっ!?
王様の願いが神様に届いたって事か?www
0352創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 11:35:25ID:ylzicn4Y兵士B「俺、隣国に亡命しようかと思うんだ…」
兵士A「お前、正気か?」
兵士B「この国はもう本当に終わりだ。お前も早く逃げた方がいい」
兵士A「…俺は逃げない」
兵士B「なぜだ!?こんな国に居ても未来は無いぞ!!」
兵士A「俺は逃げない…この国にはロリたんが居るからな。ロリたんの居るこの国を守るためなら、俺は地獄の釜の中にだって喜んで飛び込むぜ!!」
兵士B「A…お前そこまでロリ騎士殿の事を…!!」
姉騎士「ロリ、荷物まとめた?」
ロリ騎士「はい!姉様」
姉騎士「いざという時の準備だけはしておかないとね…」
ロリ騎士「国と心中なんて嫌ですからね…」
0353創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 12:38:14ID:ylzicn4Y国王「いや…いいんだ。お前の言葉は真実だ。俺は反省した。もうお前一人に国政を任せきりにしたりしない。隣国とも話し合う。セクハラもやめる。ロリ騎士で妄想もしない」
宮廷書記「陛下…」
国王「今まで頼りない王で済まなかった。これからは二人で国を支えていこう…」
宮廷書記「…はい、陛下!」(感涙)
兵士A「陛下、大変です!!」
国王「何事だ?騒々しい…だが例えどんな事態であろうとも俺は慌てないぞ。我々二人の力を合わせれば解決出来ない問題など無いのだ。なぁ、書記よ」
宮廷書記「その通りです陛下!」
兵士A「隣国と大国の連合軍が国境を越えて攻めて来ました!!」
国王「わー!わー!書記ー!!お前のせいだー!!何とかしろー!!」
宮廷書記「あんた今自分で言った事忘れたの!?もう嫌〜!!ばかぁ〜!!えぇ〜ん!!」
0354創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 12:39:01ID:DcB1Or2u帰ってきてから描きます
0355創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 16:47:31ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「おおきくなったらなにになりたい?」
兵士「すみません、私は既に大人です。そして兵士です」
ロリ騎士「あっ、そっか〜」
兵士「ロリ騎士様は何を目指しているのですか?」
ロリ騎士「う〜んと、う〜んと……おひめさまー!」
兵士「それは王に言ってはなりませんよ」
0356創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 16:50:40ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「なんだか、わたしにいいなずけがいるみたい」
兵士「ふむ、ロリ騎士様程の家柄の方ならばおかしくは無いですね」
ロリ騎士「おうさまがね、わたしのいいなずけだっていってたの」
兵士「聞き流して良いですよ」
ロリ騎士「……いいなずけってなに?」
兵士「ひとまず忘れて良いですよ」
0357創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 16:52:26ID:4u//0dGI0358創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 16:52:56ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「どうしてペンなのに、けんよりつよいの?」
兵士「それはですね、民衆の意識を――」
ロリ騎士「???」
兵士「――ロリ騎士様は、どのようなお話がお好きですか?」
ロリ騎士「シンデレラ!」
兵士「なるほど、そうなんですかぁ」
0359創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 16:53:15ID:4u//0dGI大喜びで幼女にされるな
間違いない
0360創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 16:54:57ID:4u//0dGIいつの間に決めやがった
だが兄や父じゃなく許嫁とはわかってないな
0361創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 16:59:04ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「みんながね、へいしはロリコンだって言ってるの」
兵士「そのような言葉はお忘れください。そして、私はロリコンではありません」
ロリ騎士「ねえ、ロリコンってなに?」
兵士「ロリ騎士様のような可愛らしいお方が好きな人間の事です。お忘れください」
ロリ騎士「……ふぇ……へいしはわたしのこときらいなの……?」
兵士「……ぬぅ」
0362創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 17:04:24ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「にあう?」
兵士「?」
ロリ騎士「……」
兵士「……」
ロリ騎士「――もう! かみをうしろでむすんでみたの!」
兵士「すみません、見とれていて言葉が出ませんでした。とりあえず、兜を脱いで見せてもらえますか?」
0363創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 17:07:10ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「へいしがそれをしてるんだって」
兵士「心当たりが有りません」
ロリ騎士「そうなんだ?」
兵士「はい。私は見も心も潔白です」
ロリ騎士「よかった! おうさまに、へいしはわるくないっていってくるね!」
兵士「すみません。私も王に一言物申すのでご一緒させてください」
0364創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 17:10:21ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「きのう、おそくまでおきてほんをよんでたの」
兵士「それはいけない。キチンと寝ないと大きくなれませんよ」
ロリ騎士「!?」
兵士「今日も夜更かしをしたら……背が縮んでしまう恐れもあります」
ロリ騎士「きょっ、きょうははやくねるよ! だからへいきだよ!」
兵士「それは良かった」
0365創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 17:14:21ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「あしたね、おやすみをもらったの!」
兵士「ああ、明日は国王の生誕祭で祝日ですからね」
ロリ騎士「だからね、あしたあそぼ?」
兵士「すみません。明日は城で王の誕生日を祝う宴の警備があるので」
ロリ騎士「……そっかぁ。あした、なにしてようかなぁ」
兵士「とりあえず、明日の宴に出てあげると王が喜びますよ」
0366創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 17:17:42ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「きょうね、わたしのあたらしいよろいがとどくの!」
兵士「成る程」
ロリ騎士「ピンクでね、すっごくかわいいの!」
兵士「それは楽しみですね」
ロリ騎士「おうさまたちもね、すっごくたのしみにしてるんだよ!」
兵士「ピンクなのは鎧だけで十分ですよね」
0367創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 17:23:17ID:Qq2HBCm5兵士「どうかしたんですか?」
ロリ騎士「いいからこたえなさい!」
兵士「ロリ騎士様にそう言われては答えないわけにはいかないですね」
ロリ騎士「なにがすき?」
兵士「そうですね……この国が好きです」
ロリ騎士「……たんじょうびプレゼントにくにはむずかしい」
兵士「お気持ちだけで十分ですよ。そして、私の誕生日は大分先です」
0368創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 17:27:19ID:jw3XbDqB>>367
ロリたんが王におねだりすればくれそうだw
0369創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 18:21:05ID:4u//0dGI見えねぇw
0370創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 19:00:47ID:RVl9hanB「にくに」って何だろうと考えてしまった俺はもうダメだ
0371創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 21:46:08ID:DcB1Or2u0372創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 22:01:02ID:h5nH0UXK平時なら王家との繋がりが強くなるからいい縁談だろ(親は)
親も姉はダメだと思ったんだろ
0373創る名無しに見る名無し
2009/03/20(金) 22:05:15ID:h5nH0UXK今上陛下はロリコンじゃない.....ハズ
0374創る名無しに見る名無し
2009/03/21(土) 23:56:04ID:YP1X4mbK宮廷書記(その“卑劣な不意打ち”を最初にやろうとしたのはこっちなんだけどね…)
姉騎士(逃げそこなっちゃったわ…ていうか何でロリと同じ鎧?)
兵士A(クソ〜!ロリたんとペアルック…羨ましすぎる!)
兵士B(逃げそこなった。ちくしょう…俺まだ死にたく無いよ…)
ロリ騎士(よくわかんないけど、確実に全員の心がバラバラなのが伝わってきた…)
0375創る名無しに見る名無し
2009/03/22(日) 01:10:22ID:7dgggPZl0376創る名無しに見る名無し
2009/03/23(月) 01:19:09ID:lU2N7QFihttp://www6.uploader.jp/dl/sousaku/sousaku_uljp01223.jpg.html
0377創る名無しに見る名無し
2009/03/23(月) 03:40:00ID:LjLfNhhU0378創る名無しに見る名無し
2009/03/23(月) 13:53:46ID:IAZeguxR院長先生「この国にも戦が押し寄せようとしています。嘆かわしい事です」
ロリ僧侶「…………」
ロリ僧侶は、祭壇に祭られている神像と同じ様に、黙って横に立っていた。
院長先生「戦が始まったら、私達は傷付いた方々を救う為に働きましょう」
戦が始まったら、教会は時々野戦病院的な活動をすることがある。
聖職者A「それはこの国の兵士の方々のみ受け入れでしょうか?」
その疑問はもっともだ。
もし同じ部屋に敵味方同士が入った場合、いらない火種を抱え込みかねない。
だが。
院長先生「傷付いて困っている人に、敵も味方もありません。神の前では皆平等です」
ロリ僧侶「……(ピクッ)」
僅かにロリ僧侶の表情が動いた。
聖職者A「院長先生……ご立派なお考え……感動いたしました」
院長先生「ああ……判っていただけましたか……」
聖職者A「知らないうちに人を差別するようになっていたなんて……自分が恥ずかしい」
院長先生「良いのですよ。判れば良いのです……」
互いに涙を浮かべてさめざめと泣く二人。
そしてそれが伝染したか、その場にいた全員が声を忍ばせて泣き始める。
ロリ僧侶を除いて。
ロリ僧侶(……湿っぽいの……嫌)
院長先生「さあ、これからその準備をいたしましょう。まずは戦場まで派遣される方の人選を……」
ロリ僧侶「…………」
何となくロリ僧侶には、今のこの国が勝てる気がしない。
そうなると、この教会はどうなるだろう?
攻め込んでくる国の元首が、信心深いとは限らないし。
全く違う宗教を熱心に信仰したりしていたら、もっと最悪だ。
出しゃばるより逃げる準備をした方が良いんじゃないか? とさえ思う。
院長先生「あなたは小さいけれど、物事に動じないし立派です。行っていただけますね?」
考え事をしている間に、いつの間にか自分に話が振られていた。
ロリ僧侶「…………」
熟考の末――
ロリ僧侶「……はい(こくん)」
その様子を見て、場が盛り上がる。
聖職者A「ああ……こんな子までが神に殉じて戦場へと向かおうとしている……」
聖職者B「しり込みしていた自分が恥ずかしい……」
泣く者まで現れる始末だったが……
ロリ僧侶(……国境近くまで行ったら逃げられるかな?)
頭の中は違うことを考えていたロリ僧侶であった。
0379創る名無しに見る名無し
2009/03/23(月) 18:33:53ID:PWTZYd/G0380創る名無しに見る名無し
2009/03/23(月) 19:12:46ID:liGsQhnK0381創る名無しに見る名無し
2009/03/24(火) 01:55:09ID:U1zPHeLcきっと>>325
断れない理由は多額の寄付か何かの弱みに違いない
0382創る名無しに見る名無し
2009/03/24(火) 02:01:43ID:KOz2pt0t0383創る名無しに見る名無し
2009/03/24(火) 05:48:13ID:+8ybsca1Magic the Gatheringの二次創作を行っております。
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/index.html
今回はこのスレに投稿されている>>381さんの絵2枚をカード化してみました。
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Court%20Ribbon.jpg
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Lorica.jpg
この絵を描いた絵師様にお願いがあるのですが、これらのカードを
“創作発表板を題材にしたカードセット”に収録したいと思いますがよろしいでしょうか?
収録されたカードはこちらのスレッドとまとめサイトに転載されます。
※良いご返答を戴けない場合、上記の画像は数日後に削除いたします。
主な仕様
・商業、営利目的ではありません。コミケ等への出店予定もありません。
・セット内には創作発表板内の他のスレッドのカードも含まれます。
・最終的にはプリントアウトすれば遊べるようになります。
・日本語版実装予定。
0385創る名無しに見る名無し
2009/03/24(火) 23:50:10ID:+8ybsca1宮廷書記「敵は兵力を三つに分け、国境のここと、ここと、ここの地点から侵入して来ました」
騎士1「ではここの平野で迎え撃つ事になりますか…」
姉騎士「いえ、優勢な敵との平地での会戦は不利です。それよりここの森林地帯でゲリラ戦を…」
騎士2「いっそ領内深くにまで誘い込み、敵の補給線を断ち切って孤立させれば…」
国王「なんかカヤの外って感じ…」
ロリ騎士「私もです。陛下…」
国王「ならば俺達は俺達で作戦会議だ!」
ロリ騎士「はい!ではさっそく提案します!『そのまま一気に突っ込んで、後は野となれ山となれ作戦』!」
国王「アハハ!それ採用〜♪」
全員「うるさい!黙れ!!」
国王・ロリ騎士「……(´・ω・`)」
0386創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 16:22:22ID:FcUMAckL兵士「おや、どうしたんです?」
ロリ騎士「あのね、わたしがもてるくらいの、いちばんおっきなはたがほしいの」
兵士「旗、ですか? ロリ騎士様の紋章入りのやつならば、以前陛下から拝領なさったはずですが」
ロリ騎士「ううん、ちがうの。なにもかいてない真っ白なはたがほしいの」
兵士「……」
ロリ騎士「だめ、かな……」
兵士「わかりました、ロリ騎士様にぴったりなものをご用意しましょう」
ロリ騎士「やった、ありがとう!」
兵士「ただし、条件がひとつあります」
ロリ騎士「じょうけん?」
兵士「はい。これからロリ騎士様がなさろうとすることについて、わたくしも一緒にお供することをお許しください」
無言のままたがいに見つめあったあと、ロリ騎士はこくりと頷いた。
0387創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 16:23:40ID:FcUMAckL宮廷書記「はい。姉騎士殿とロリ騎士殿付の兵士もおなじく行方をくらましたと」
国王「あいつか、あいつのせいか! ええい、わしのロリ騎士たんと姉騎士ちゅわんをたぶらかすとは、不届き千万!」
宮廷書記「どうなさりますか」
国王「決まっておる。ただちに国境を封鎖せよ! アリ一匹出入りを許すな!」
宮廷書記「……陛下。おそれながら、国境はすべて敵の手にあります」
国王「ああん、そうだったー。んもう、わしのバカバカバカ!」
無言で主君の痴態を見つめながら、ほんとうにもう潮時かもしれないと、宮廷書記はひとつの思いを決意する。
0388創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 16:25:34ID:FcUMAckLロリ騎士「うん。さくせんかいぎでたいこくこうていと、りんこくこくおうが平野に陣をはっているって言ってたから」
兵士「たしかに、あの平野には相手方の最大兵力が集結していますが……」
敵兵A「そこの二人、止れ!」
ロリ騎士「どうしよう、兵士さんたちが通せんぼしてる」
兵士「われわれは国王陛下の命により、貴国へ親書を届けんとする者。どうか道をあけていただきたい!」
敵兵B「うるさい! なんぴとたりともここを通すことはできん!」
兵士「しかたありません……わたくしがおとりになります。ロリ騎士様はそのすきにこの場をお逃げください」
ロリ騎士「でも、そんなこと!」
兵士A「ぐお! な、なんだきさまは!」
謎の頭巾「人に名を尋ねるときはまず自分からって習わなかった?」
敵兵B「お、おまえは、桃色屋敷(ピンクハウス)の女獅子!」
謎の頭巾改メ姉騎士「うれしいわね、わたしのことを知ってくれてるなんて。でもね、わたしのいまの渾名は金髪のインゲよ」
ロリ騎士「あねさま!」
姉騎士「ここはわたしに任せて。さ、急ぎなさい!」
兵士「し、しかし」
姉騎士「大丈夫、殺したりして、あなたたちの邪魔するようなことはしないから!」
敵兵B「三人とも逃がすか! ぐわぁ!」
ロリ騎士「あねさま、ありがとう!」
兵士「ご武運を!」
剣戟の響きを背に駆けるふたりであった。
0389創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 16:28:07ID:FcUMAckL大国皇帝「なにごとだ、騒がしい」
家臣「て、敵が」
大国皇帝「攻めてきたと申すか」
家臣「いいえ、それが」
大国皇帝「いかがしたのだ」
家臣「白旗にございます」
大国皇帝「白旗だと?」
家臣「は。幼き騎士と従者がひとり、白旗を掲げてこちらへとむかっております」
皇妃「幼い騎士とな!」
家臣「はい、よわい十にも満たぬむすめごが鎧をまとってこちらに」
皇妃「なんと、なんということでしょう……」
大国皇帝「どうした、なにを震えておる。大丈夫か?」
皇妃「その者たちを陣へ案内しなさい!」
大国皇帝「妃よ、どういうことだ?」
皇妃「陛下、なにもおっしゃられず、どうぞわたくしといっしょに外へおいでください」
テントを出たふたりは、大軍へと駆けるふたりを目にする。じぶんの身の丈以上もある純白の旗を掲げて馬を駆る少女と、彼女を守ろうと前を進む兵士。
皇帝は、妃の頬に涙がつたうのに気づく。手甲をとると、彼女の涙を拭った。
皇妃「……陛下、覚えておいでですか、わたくしが陛下のもとに嫁いだ日のことを」
大国皇帝「ああ。わたしもおまえが来てくれた日のことを思い出しておったよ」
家臣「陛下、いかがいたしましょう」
大国皇帝「ただちに兵を退かせよ! よいか、ふたりには一切危害を加えてはならんぞ!」
0390創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 16:30:25ID:FcUMAckL兵士(小声で)「ご拝謁賜り、恐悦至極に存じます、ですよ」
ロリ騎士「ごはいえつたまわり? きょーえつしごく……」
大国皇帝「はっはっは。格式ばった挨拶なぞよい。本題に入られよ」
兵士「お心遣い、恐れ入ります」
ロリ騎士「こくおうへいかからお手紙をあずかってきました。こうていへいかにおわたしするようにと」
大国皇帝「拝見致す。――これは……」
皇妃「いかがなさいました?」
皇帝は、妃へと親書を渡す。親書には幼い字でこう書かれていた。
「たいこくこうていへいか、りんこくこうおうへいかへ。どうか、なかなおりしてください」
妃はこみ上げる涙をぐっとこらえ、夫を見つめる。皇帝は妃の思いに頷きでこたえた。
皇帝「ロリ騎士殿、大儀であった。貴殿が親書、たしかに承った」
ロリ騎士「あのう……」
大国皇帝「安心いたせ、兵を引き上げる。隣国にもすぐに伝えよう」
ロリ騎士「ほんとに!」
大国皇帝「ああ、本当だとも。――そうだ、ロリ騎士殿にひとつお願いしようか」
ロリ騎士「?」
大国皇帝「これから私と妃とで手紙を書く。それを貴殿があるじに届けてもらいたい」
ロリ騎士「おてがみ?」
大国皇帝「ああ、そうだ。お願いできるかな」
ロリ騎士「……うん」
大国皇帝「そんなに不安そうな顔をしなくてよい」
皇妃「陛下、どんな手紙か気になるのですよ」
大国皇帝「ならばこっそりと教えてやろう。和平の提案だ」
ロリ騎士「わへい?」
皇妃「仲直りして、みんなずっと友だちでいましょうということですよ」
ロリ騎士「ほんとに!」
大国皇帝「ああ」
ロリ騎士「ほんとに!」
皇妃「ええ」
ロリ騎士「ほんとに!」
兵士「はい。よかったですね、ロリ騎士様のお気持ちが伝わったのですよ」
ロリ騎士「うん……うん、うえ……うぇーん!」
兵士「ロリ騎士様……」
大国皇帝「おやおや泣き出すとは。立派な騎士が台無しではないか」
ロリ騎士「ひっく、ごめ……ひっく、ん……なさ、ひっく……い……」
皇妃「ううん、いいのですよ。騎士のまえに女の子ですものね。つらかったでしょう、こわかったでしょう。でもね、もうだいじょうぶ。ここでいっぱい泣きなさい」
ロリ騎士は皇妃へと飛びつくと、日暮れまで泣きつづけた。
0391創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 16:36:17ID:FcUMAckL大国皇帝「こんどはなにごとだ」
家臣「使いの者が参っております」
大国皇帝「使いの者だと」
家臣「はい、陛下に内密に話があると」
大国皇帝「その者を通せ」
家臣「は! 使者をここへ」
宮廷書記「皇帝陛下におかれましては、御拝謁賜ることを――」
大国皇帝「口上はよいから――」
皇妃「まあ、あなただったの! ひさしぶりですね!」
宮廷書記「ひ、姫様……お久しゅうございます」
大国皇帝「知っておるのか?」
皇妃「ええ。先代の宮廷書記の娘にございます。幼少よりわたくしとよく遊んでくれました」
大国皇帝「ほう」
皇妃「その格好からすると、いまはあなたが宮廷書記を?」
宮廷書記「はい。父が亡くなってから、先代国王陛下より拝命いたしました」
皇妃「そうでしたか。それは大儀でした」
宮廷書記「そんな……もったいないお言葉にございます」
大国皇帝「で、用件はなんだ?」
宮廷書記「――はい。陛下に申し上げます。このたびの計略はすべてわたくしめの考えにございます」
大国皇帝「なに、そなたひとりの謀りとな?」
宮廷書記「はい」
皇妃「そなたひとりの策略でここまでことが大きくなることがありますか」
宮廷書記「恐れながら、わが主君がいかなる人物であられるかは、妹君であらせられる皇后陛下がいちばんご存知のはず」
皇妃「たしかに、そう言われては返す言葉もありません……」
宮廷書記「わたくしは、畏れ多くも主君を謀り、その権威を我が物にせんと企てましたが、失敗に終わりました」
皇妃「うそおっしゃい! あなたがそんなことをするはずがないのは、わたくしがよく知っています」
宮廷書記「……」
大国皇帝「で、それをわたしに明かして、そなたはなんとする?」
宮廷書記「こたびの戦、どうか剣を御収めいただいたく」
大国皇帝「兵を退けとな」
宮廷書記「はい。すべてわたくしの謀なれば、ここはわたくしの命にかえまして、なにとぞ……」
大国皇帝「はっはっは!」
宮廷書記「?」
大国皇帝「妃よ、ほんとうにそなたの兄上がうらやましい」
皇妃「ええ。みな、兄にはもったいのうございます」
宮廷書記「??」
大国皇帝「卿より先に使者がまいってな」
宮廷書記「???」
大国皇帝「見てみるがよい」
宮廷書記「こ、これは……」
皇妃「ロリ騎士殿と従者がみえてこの親書を渡していったのよ。その様子だと、どうやらあなたとは行き違いになったようですね」
宮廷書記「……」
大国皇帝「ロリ騎士殿にはこちらからも親書を預けた。和平条約締結の提案だ」
宮廷書記「皇帝陛下……」
皇妃「あなたからもぜひ力添えしてほしいの。兄だけにまかせるんじゃ心許ないですから」
宮廷書記「ひ、ひっく……ひめ、さま……」
大国皇帝「おやおや、卿まで涙もろかったとは!」
皇妃「よいのですよ、官吏のまえに女なのですから。つらかったでしょう、さみしかったでしょう。でもね、もうだいじょうぶ、ここでいっしょに泣きましょう」
宮廷書記と皇妃はたがいに抱きあうと、夜半まで泣きつづけた。
おしまい。
0392創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 17:15:05ID:x0sgMt6g0393創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 18:25:43ID:WY392/xtそしてまたリクエスト送っちまったぜwww
ロリ魔獣描いて貰えるかな(´・ω・`)
0394創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 18:40:41ID:DQS8QUFC0395創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 19:25:43ID:x0sgMt6g0396創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 19:26:47ID:MbWI+TCT0397創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 19:27:24ID:MbWI+TCT0398創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 19:30:50ID:x0sgMt6gたてがみを振り乱した獅子が雄々しく咆哮してそうだよ。
頭にリボン着けてwww
0399創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 22:30:54ID:DQS8QUFCしかし、たてがみがあるのは雄…
つまり、姉騎士の正体は兄k…おや、誰か来たようだ
0400創る名無しに見る名無し
2009/03/25(水) 23:19:30ID:KlFmRB6oわたしは一向にかまわん!
0401創る名無しに見る名無し
2009/03/26(木) 00:32:42ID:d4FHwE9N国王「とにかく出陣だー!」
全員「オォーッ!」
ドドドドドド…!!
騎士2「うわぁ〜っ!?」
騎士1「大変だ!みんな止まれ!2が落馬したー!」
国王「止まるな!行けー!」
騎士1「陛下…2を見捨てて行くのですか!?」
国王「当たり前だ!時は一刻を争うのだ!こうしている間にも祖国が蹂躙されているのだぞ!? 例えロリ騎士だって見捨てて行かねばならんのだ!」
姉騎士「陛下!ロリ騎士の子馬が落伍していきます!!」
国王「え…!?」
ロリ騎士「みんなぁー!待ってぇー!」
国王「ロ…ロリ騎士…」
国王「…ぜ…全員…」
国王「速度を落とすなぁー!!落伍した者は見捨てて行けぇー!!」(血の涙)
国王「ロリ騎士ぃー!!ごめんよぉー!!俺を許してくれぇー!!ウワァーン!!」
宮廷書記「陛下…良くご決断なさいました!お辛いでしょうが…!」(泣)
姉騎士「妹もきっと分かってくれるでしょう…!」(泣)
ロリ騎士「待ってよぉ〜!!エェ〜ン!!」
0402創る名無しに見る名無し
2009/03/26(木) 01:05:44ID:d4FHwE9N宮廷書記「強行軍によって落伍した者は全兵力の約1割になります。しかしこの程度の損失は想定の範囲内です。それよりもこれだけ早く陣地を構築し、拠点を確保できた事は敵の進撃を食い止める上において大きな意味を…」
国王「ロリ騎士ぃ…ごめんなぁ…ごめんなぁ…」
宮廷書記(ダメだ…聞いてない…)
姉騎士「陛下!ロリ騎士が追い付きました!」
国王「本当か!? ロリ騎士…!」
ロリ騎士「……」(涙目)
国王「良かった…良かった…!大丈夫だったか!?どこもケガしてないか!?」
ロリ騎士「……グスン」
国王「ど…どうしたんだロリ騎士ぃ…何か言ってくれよ…」
ロリ騎士「……キライ」
国王「な…っ!!!?」
ロリ騎士「キライ!キライ!キライ!バカ!アホ!マヌケー!あっち行けー!アァーン!!アァーン!!」
国王「俺…ロリ騎士に嫌われた……アァーン!!アァーン!!」
宮廷書記「……」
姉騎士「……」
その頃…
騎士2「い…いしゃ…」
0403創る名無しに見る名無し
2009/03/26(木) 09:41:06ID:2PwnbLqtいや、まさか獅子の頭がついた騎士の絵が出てくるとはw
フツー騎士の二つ名に獅子って付いたら雄だろ?w
だが良い仕事だw
でも姉は普通に人間だよな?w
0404創る名無しに見る名無し
2009/03/26(木) 19:11:13ID:ZByLDCVk■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています