ロリ僧侶「……祈って」

極端に口数が少ない修道女姿の少女。
彼女は必要最低限の言葉しか口にしない。

あまりに無愛想なので、彼女の活躍の場は懺悔室の函の中が多い。

信者A 「ううっ……ついついやっちまったんすよぉ……」
ロリ僧侶「……大丈夫。神様は平等」

彼女が言う「平等」とは「平等に地獄行き」と言う意味だが、
そんな真意は、この程度の言葉のやり取りでは伝わりはしない。

そんな訳で、今日も自称・哀れな子羊は、来世への不安を払拭して仕事へと向かう。

そんな王国の教会には、色んな人がやってくる。

ロリ騎士「ねえねえ、かみさまってほんとうにびょうどう?」
ロリ僧侶「そう。平等」
ロリ騎士「おかねもちだけてんごくにいけたりとか、ほんとうにない?」
ロリ僧侶「ない。みんな一緒」

彼女が言う「一緒」と言うのは「みんな一緒に地獄行き」と言う意味だが、
幼いロリ騎士に、そんな真意が伝わるはずもない。

ロリ騎士「そっかーみんないっしょかー。じゃああんしんして戦にいけるねー」
ロリ僧侶「…………」

もしかしたらこの騎士らしい少女だけ、天国にいけるかもしれない。
何故かそんな気がするロリ僧侶であった。