言い訳をするわけではありませんが、「漂白」と「漂泊」って、
よく間違えませんか?もしかして、僕だけですか?

まあ、その話はこっちに置いといて、

沖浦氏は「サンカ」という語の初出が安政2年(1855)に広島藩の
文書であり、それ以前には山中を漂泊し、竹細工と川魚漁を生業と
するような存在が記録として見られないことを指摘しています
幕末期には度重なる飢饉のために都市へと流入する「にわか非人」
が急増したといわれていますので、その一部が山中へと逃散したと
いう可能性は高いと思います

しかし、「サンカ」が発生するより以前から、竹細工や川魚漁を生業と
する者もいたはずですし、山中へと逃散しても生活に適応できたのか
など、不明な点も数多くありますので、即断はできません