第3章 “定型・安楽死マニュアル”の原理  
3.1 原理の重要性
原理を知ることは重要です。正しい知識によって、一つ一つの作業に意味と必然性と確実性が宿ります。
疑心暗鬼になるような謎は完全に消え、代わりに、安楽死の確固たるビジョンが切り拓かれます。安楽死
のプロセスを完全に自分のものにすることで、大きな自信とゆとりを持つことができると思います。

3.2 定型の要件
『定型とは、自分の全体重のみで、椎骨動脈と頚動脈を同時に一瞬で遮断する首吊り』
・定型の死因は脳循環の即時停止であり、定型の要件はそれを実現するものでなければならない
・ユーザーサイドに立った、実践的な当マニュアル独自の要件定義。何度も立ち返るべき原点
・定型の技術面では気道を気にする必要はないので、ターゲットを動脈(特に椎骨動脈)に絞込み

3.3 定型的縊死の機序
(1)実行直後に安楽死が約束される
・椎骨動脈と頚動脈の遮断で瞬間的に脳の血液循環停止
・これで定型の要件が満たされ、この段階で即死・安楽死が約束される
・同時に頚動脈洞圧迫で瞬間的に神経性の心停止を起こして安楽死を側面支援
・同時に気道閉塞で呼吸停止
(2)実行から数秒で意識消失
・気道閉塞の苦痛の前に意識消失
・脳内に残留する酸素の使い切りで、意識清明度は意識消失に向かって一気に低下
※この数秒の意識について。苦痛を感じる意識とか恐怖を感じる意識のレベルではないと考えられます。
遠のく意識そのものの余韻があるだけと想像します。電源ボタンで止まる機械とあまり変わらないでしょう。
※定型ハングマンズノットの設定が良くない場合、椎骨動脈遮断に時間がかかり、数秒かかる意識消失
までの時間が7秒前後になる可能性があります。それでも「遠のく意識そのものの余韻」が長くなるだけだ
と思いますし、頚動脈洞圧迫による心停止の側面支援も期待できますが、数秒で済むのに越したことはあ
りません。そのためのマニュアルです。
(3)実行から10〜20秒で脳細胞は電気活動停止
・全身痙攣もなく仮死状態となって事実上の即死。本人 にとっては事実上のゴール。
・気道閉塞によって既に呼吸は止まっているが、脳の活動停止によっても呼吸が止まり、心停止は確実
・後は仮死状態のまま自動的、必然的に蘇生率0%に向かうだけ
(4)実行から3〜8分で脳細胞の不可逆的な機能停止  心停止は呼吸停止から6〜8分
・脳細胞崩壊
(5)実行から10〜10数分で完遂
・救助されても蘇生率0%