現代数学の系譜11 ガロア理論を読む8
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0711132人目の素数さん
2014/08/02(土) 16:48:48.35原題が間違っているのはお笑いだが・・
http://www.oist.jp/ja/news-center/news/2013/4/18/10383
数学の美しさ 2013-04-19 OIST
数学には、非常に正確に宇宙を説明する力があるため、現代の物理学者たちは実在性そのものが数学からなることを示してきました。
こういうと、高校時代の代数を思い出して、「悪夢のようだ」と戸惑われる方もいらっしゃるでしょうが、
OISTの数理理論物理学ユニットの氷上忍教授にとっては、定理からなる宇宙は喜びに満ちた夢を生み出すものでもあります。
「ただの夢にすぎませんが」と氷上教授は続けます。
この20年間氷上教授は自身の研究生活を、膨大な収集データの中に潜む相関性を見出す数学的手法であるランダム行列理論に捧げてきました。
ランダム行列理論は、ありふれた組み合わせツールではありません。
この数学的手法は、膨大な乱数について、その組み合わせが個々の数字の増減によって経時的に変化しても、その中から相関性のあるデータ群を見出すことに用いられます。
20世紀半ば、ノーベル賞受賞者であるユージン・ウィグナー博士らは、原子核物理学の謎を解明するランダム行列理論を初めて構築しました。
「東京で学生だった頃、ランダム行列理論はあまり注目されておらず、関心を寄せていたのは物理学者だけでした」と氷上教授はふりかえります。
しかし、ランダム行列理論は、理論物理学における重要性を維持しながら、現在では経済学から生物学まで幅広い分野で応用されるまでになりました。
氷上教授は語ります。
「確固とした数学的定理が理論を導き、それから実験によって立証されることがあります。
しかし、実験的証拠が理論を変えるほどの影響を有し、その後数学が実証することもあるのです。
いずれにしても、生物学と同様に物理学においても、知識を構築するためには、実験、数学および理論が同時に働く必要があります。
そしてOISTには、的確にその作業をこなす実験主義者、数学者および理論家が揃っています。」
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