単純な言い方で申し訳ないが、結晶粒の大きさと鋳肌の外観上の綺麗さは、あまり関係ないように思われます。
基本的に表面粗さ等とは別に、鋳肌がキレイに見える要素は、表面酸化膜に関係している場合が多い。
詳しい機構については知らないのだが、Sc,Be,Ca等の添加は酸化抑制に効果があるらしく、
鋳塊中の酸化物の介在を減少させたり、表面酸化膜の形成を比較的抑制することができ、
結果、鋳肌に対しては比較的表面酸化膜が薄くキレイに見える鋳塊を得られると考えられている。
その他、この微量添加の方法は酸化物や酸化に関与する製品等に対する様々な悪影響を抑えるために、
使われているようです。