http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%BE%E4%BA%BA%E7%A5%9E
近代では例えば「国体の本義」(1935年)において次のように用いられている。
天皇は、皇祖皇宗の御心のまにまに我が国を統治し給ふ現御神であらせられる。
この現御神(明神)或は現人神と申し奉るのは、所謂(いわゆる)絶対神とか、全知全能の神とかいふが如き意味の神とは異なり、皇祖皇宗がその神裔であらせられる天皇に現れまし、天皇は皇祖皇宗と御一体であらせられ、
永久に臣民・国土の生成発展の本源にましまし、限りなく尊く畏(かしこ)き御方であることを示すのである。
1941年に文部省が発行した修身の教科書(小学校二年生用)には、「日本ヨイ国、キヨイ国。世界ニ一ツノ神ノ国」
「日本ヨイ国、強イ国。世界ニカガヤクエライ国」と書かれ、
陸軍中将であった石原莞爾の『戦争史大観』(1941年)には「人類が心から現人神の信仰に悟入したところに、王道文明は初めてその真価を発揮する。」「現人神たる天皇の御存在が世界統一の霊力である。
しかも世界人類をしてこの信仰に達せしむる」とある。本書は用紙統制・出版統制が行われている中、公許の物として出版された著作である。