http://d.hatena.ne.jp/jjtaro_maru/20091016/1255643182
戦前、天皇は神だったのか
大東亜戦争
 戦前は天皇は神とされ、皆狂わされて戦争へ向かっていった・・・これが私が受けてきた教育です。
でもよく考えると、戦前の日本人の教養ってそんな程度?文明人じゃなかったの?というレベルの話で、私の祖父母ってそんなバカだったのか?と考えるとそれはなさそうです。
 祖父母から天皇は神だったと聞いたこともありませんし、祖父の記録にもそんなことは書いていません。
祖父の記録に昭和天皇の皇太子時代の松山行幸が書かれており、昭和天皇が宿泊された久松別邸に見学に行き、使ったとされるトイレが水洗トイレだったので驚いた話しを書いています。神が大小便なんかしません。
 小林よしのり著「天皇論」を読みますと取材によって年配者であればあるほど神と言わなくなるそうです。
沖縄でも皇民化されたといいながら70歳以上の人は天皇は神そのものだと思っていたという人はいないとのこと。
ではどういう人が神だと思わされていたかというと、「小国民世代」だと氏は述べています。「小国民」とは昭和16年に小学校を国民学校に改称したのと同時に「学童」を改称した名称です。つまり大東亜戦争時に国民学校に行っていた世代です。
 田原総一郎、筑紫哲也、本多勝一、大島渚、井上ひさし、野坂昭如、半藤一利、石原慎太郎、西尾幹二
 天皇を神と仰ぎ奉る記述は昭和14年からの6年余で小国民は天皇は神と教えられ、戦後の価値観の変化で国家や天皇というものに懐疑的になったと氏は分析し、石原慎太郎や西尾幹二は珍しいほうと述べています。