鹿児島県内の有効求人倍率、７月は０．３５倍

　鹿児島労働局が２８日発表した県内の７月の有効求人倍率は０．３５倍だった。平成最低水準だった５、６月を０．０１ポイント上回ったが、同局は「自治体の緊急雇用対策による一時的な求人増のため。回復の兆しとはまだ言えない」としている。
　新規求人は前年同月比４．８％減の８３４９人。うち、緊急雇用対策関連の公共事業や自治体臨時職員などの求人が約３３０人あった。また、サツマイモ収穫や焼酎仕込みなどの求人も３００人程度あったが、いずれも短期的なものだという。
　一方の新規求職者は、同１３％増の１万１５１０人。パートを含む就職件数は同１１．６％増の３９４２件だった。
　有効求人数は同１８．９％減の１万６８３８人。有効求職者は同２３．３％増の５万１８３５人だった。
　同労働局は「今後も、新規求人減、新規求職増加の傾向は続く」として、厳しい雇用情勢が続くとみている。

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