>>159

アルティメットアンビションばっかり
その欠点をあげつらうようで心苦しいが、

第一の問題は、せっかくの非ギミックの現象に、ギミックでオチを付けている点。
これは言ったとおり。
ギミックの現象は、ギミックの現象で、それはよい。非ギミックではできないことを
やるのだから。
非ギミック現象と混ぜなければならんのが問題なのだ。
アルティメットは、通常のアンビシャスの段を抜きにしては成立するまい。

そして、他にも欠点を言うと。

ヒモでぐるぐる縛ったデックでのアンビシャスというのが、これが、
娯楽性、不可能性とも、
通常の非ギミックのアンビシャスカードに勝っているかどうか、
一般の観客視点で、という点なのだ。

僕の意見では、これは勝っていない。
「スライハンドではない。」ことを証明した、ということなのだろうが、
そんな証明は、マジックの不可能性や娯楽性を高めない。
残された可能性が狭まってしまうからなのだ。

そこで、アルティメットの種だが、しばったデックで、あんな現象が
起こる、それって、こうなってるんじゃないの?
と、通常の発想で予想つくのではないか、と思う。

アルティメットアンビションというマジックを、現象もタネも非常に奇抜だ、
と、そう思える人というのは、マジシャン側の発想になってしまっているのだと
思うのだ。