ここでの議論で、さすがにあんでるせんが本当に超能力者だと思っていた
人も、彼が手品を使っていることを納得した人もいると思う。
その人たちは、もし懐疑派が彼が手品師であることを説明しなければ
本気で超能力だと信じていたことだろう。
その人たちは、自分たちが間違いを信じていて懐疑派によって
真実を知らされたことについて、いったいどう思っているんだろう。
本当のことを知ってよかった、と思うのか、それともうそでもいいから
超能力と信じていたかった、よけいなことしやがって、と思っている
のだろうか。

もちろん、あんでるせんが手品師だと認めたって、世の中の超能力を
すべて否定できるわけではない。ただ、あんでるせんはインチキだと
いうだけのことだ。本当に超能力の存在を信じているなら、偽物を
あばいてくれたことには感謝すべきだろう。宝石だってそうだよね?