スレの流れに乗せられて、九巻のラスト読み返して気づいた
ここでもおれ達は、叙述に騙されていた気がする

・天衣、人間関係(一門の絆や恋)が人を強くすると一人称で叫ぶ
・銀子、人魚姫が声を捨てたように、色々のものを捨てると決意する
・イラストと文体で、天衣と銀子が正反対の決意をしたと匂わせる

銀子が捨てようとしてるのは人間関係だと読み取るのが自然だが、十巻三段リーグ初日のモノローグで
まったく八一のこと捨てようとしてる気がしないな と読み返すと。
銀子が捨てようとしたものにまったくもって人間関係が入ってねー! 弱音とか悲しみとかだけじゃないか
演出・対照から当然入ってるだろうと読んだのは意図的なミスリードにハマったんじゃなかろうか