この名コンビ感が良い

13巻92P
雪乃「明日までには形にするわ。それにプロムは実現することになるから、準備は早いほうがいいでしょう?」
当たり前みたいに言って、きょとんと首を捻る先輩に私は呆然としてしまった。
一色「……断言するんですね」
雪乃「ええ」
雪乃先輩の返事は変わらない。けど、わたしはたぶん不安な顔をしていたんだと思う。それを見て、雪乃先輩は少し困った顔をしていた。
一色「あの……」
言いかけて、その先を言おうとして、……やめた。
たぶん、わたしが言うことじゃない。

124P
小町「へぇ……。わ、すごっなにこれ。わあ、へぇ〜……。これやるの?」
きらきらと瞳を輝かせて振り向く小町に、俺はやや口元が引き攣った微苦笑で頷きを返す。声にこそ出さなかったが、俺は実現すると断言した。
論理的に説明できる根拠があるわけではない。準備も時間も足りてはいない。なんなら何をするべきかさえわかっていない。
だが、プロムは絶対に実現することになる。
それだけは、決まっている。

八幡と雪乃が直接会話してるわけでは無いけど二人の関係性を明確に表してる描写だな
いつもこの上も無くめんどくさい二人が
プロムの実現に関しては何の疑いも気負いも論理的根拠も無く確信している
この時の二人は理性では及びもつかない領域に自然にいる
この二人ならそう成れる

むしろそれ以外に成りようが無い