このやり取りをどう受け取ればいいのか


「(そこの白いシスター、アンタだって見も知らんヤロウにツバつけられたかないだろ。協力してやるって言ってるんだよ)」

「っ!?」

 チョロい!と東川は心の中だけでガッツポーズを決めていた。やはり純真ボーイは既存の正当ペアの可能性しか頭にない。
これでは一体何のためのコラボなのだとお叱りを受けてしまいそうな単純思考だが、それならそれで操りやすい。

 これで上条少年にはインデックスのガードに専念してもらおう。その間に東川は全部美味しくいただいてしまえば良いっ!
ぐわはははーこの世の春が来たーっっっ!!と油断すると大魔王的大笑いが口から飛び出してしまいそうになる東川。

 そして上条は目をキラキラさせて感謝の言葉を並べていた。

「(そ、そんな事が……?よし分かった! それなら俺もお前を応援する。あのバニーガールとくっつくようにすれば良いんだよな!?)」

「えっ、あの、それはちょっと……!」

「(なあに心配するなって。お互い大切なものを守るためなんだ。こんなので遠慮はなしだぜ!)」