少女小説の草分け的存在で「なんて素敵にジャパネスク」などで知られる
作家の氷室冴子(ひむろ・さえこ/本名・碓井小恵子=うすい・さえこ)さんが6日午前9時、肺がんのため東京都の病院で死去した。51歳。岩見沢市出身。
葬儀・告別式は10日午前9時半から、東京都新宿区早稲田77、龍善寺にて。喪主は姉の木根利恵子(きね・りえこ)さん。

藤女子大在学中の1977年、小説「さようならアルルカン」で、第10回「小説ジュニア(現「コバルト」)」誌の新人賞に佳作入選しデビュー。
個性的な人物造形とスピード感あふれる文体で10代の少女を中心に人気を集め、
80〜90年代にかけ集英社の少女小説レーベル「コバルト文庫」から数々のベストセラーを送り出した。
平安時代を舞台に男女の恋愛を描いた「なんて素敵にジャパネスク」(同)がヒットし、テレビドラマ化もされた。
また、「海がきこえる」(徳間書店)がスタジオジブリでアニメ化もされた。漫画原作者としても知られている。
(同文庫で計2000万部を発行)
※2008年6月の記事

ニュースソース:
(共同通信)ttp://www.47news.jp/CN/200806/CN2008060601000794.html(リンク切れ)
(北海道新聞)ttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/97400.html(リンク切れ)
(時事通信)ttp://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2008060600960(リンク切れ)
(毎日新聞)ttp://mainichi.jp/enta/mantan/book/news/20080606mog00m200033000c.html(リンク切れ)
(読売新聞)ttp://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080606-OYT1T00605.htm(リンク切れ)
など。