金持ち優遇社会を政治でどうにかしようという試みは20世紀に世界各地で行われ、すべて失敗に終わっている
その理由は簡単で、人間の行動の原点には「分かち合う」が存在しない
教育や宗教で後天的に共有意識を得たとしても、原点は些細なことでもむき出しになる

日本の場合、バブル崩壊・金融危機・小泉竹中政治の3セットで原点がむき出しになったわけだが、小泉竹中政治を支えたのはまぎれもない日本人だった
金持ちに代わって日本人一般が政治意識を持ったとしても、そこで現れる政策はやはり原点に基づくだろう
負け組を見て我が身の安泰を再認識したい大衆が格差是正の政治を許すはずもない