【イコカ席捲】阪急が「カモノハシ」に屈した日 関西「交通ICカード戦争」ついに終結か…3月1日ICOCAカード・定期券発売

12年以降に近鉄、南海、京阪など関西の私鉄各社はPiTaPaだけでなくICOCAの発売も始めるようになり、残っていたのが阪急阪神東宝グループに属する4社である。
関西の交通ICカードは「阪急を中心としたPiTaPa」と「JR西日本のICOCA」が二大ブランドとして共存してきた。しかし前述のように、その勢力図はICOCA優位でじわじわと勢力を広げつつあった。

そんな中でも阪急など4社は17年4月から新しく磁気カード「レールウェイカード」を発売して独自のプリペイドカードを使い続けてきた。

だが、わずか1年後の18年春にはこの4社もICOCAの発売を決定、19年3月から阪急や阪神でもJR同様にICOCAの定期券やカードを購入できるようになる。
これによりわずか2年でレールウェイカードは廃止(19年2月末で販売終了)となり、関西のプリペイド式カードはほぼICOCAに統一された。