【ニチアサ】 機界戦隊ゼンカイジャー ☆9
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0683風吹けば名無し
2021/11/21(日) 10:02:05.87ID:zI5PJm+A0バラシタラさんの作戦、重箱のすみっコをついてきましたね。さすが“トジ”テンドというか、戦いを積み重ねてきただけのことはあるというか。
おなじく、制作現場もエピソードを積み重ねてきました。
スタッフ間の雑談も、振り返り話が多くなってきます。
「言うほどやってないのに、食い物系ワルド多い気がしない?」
「カシワモチのインパクトかな」
「思えば序盤は、キノコワルドとかスシワルドとか、もっと包括的だった気が」
「今やり直すなら、ブナシメジとかテッカマキとか、ピンポイントになってたかも」
どんな番組も生き物。
シリーズが進むにつれ、変質していきます。
その変質が、かならずしも進歩とは言いきれず。「こういうことをやりたい」という企画なのに、なかなかできずに進んでしまったりもします。
この番組の基本コンセプトは、理屈っぽく言うと、こんな↓イメージでした。
それぞれ日常をうしなったメンバーが出会い、化学反応を起こし、新しい日常をつくっていく。
「世界を守る」と言っても、本人たちには守るべき世界がない。だから、いまあるこの世界をベースに、「失敗も挽回、何回もトライ!」の全力ゼンカイ精神で、自分たちでこしらえていく。
世界を上書きしてしまおうとするトジテンドに対し、世界をアップデートするのがゼンカイジャーさんたち……という対比。
──てなことを描きたかったら、ホントはもっと、いわゆるゲストエピソードが多くないといけません。
ゼンカイジャー5人をはじめ、レギュラー登場人物の欠落(うしなわれた日常)を家族がらみに集約してたり、ワルドさんがたの作戦描写に尺を食ったりで、どうしてもレギュラーどうしのドメスティックなお話に終始してしまいがちですが、レギュラー間でくちゃくちゃやってるだけでは、世界なんか変わらない。
シリーズ終盤も近づき、だんだん“本線”が強くなってくる今日このごろ。
次カイ、少女の些細な日常を守ろうとするお姉さまがた。ちょっと本線を離れるように見せかけて、こっそり番組の本質に迫ります!
(文責・白倉 伸一郎)
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