「日本でHIPHOPが流行らないのダウンタウンのせい説」

端的に言うと、アメリカで成り上がりの手段として広まったHIP HOPだが、日本におけるそれがダウンタウンの登場により「お笑い」にすり替わった。

【仮説】
アメリカのおいてHIPHOPが社会に対して提供できる
『価値』を日本では他の何かがすでに提供できているのでは?

@出身地や名前、キャラクター性の重要性
A歌詞(情報)の量が多く、現実的で日常的
Bマイク一本で成り上がることができる
どんなクソみたいな人生、境遇でもそれを武器)キャラ性にできる。

・エンタメ界の革命。
『おもしろいやつはかっこいい』という価値観の提唱。
お笑いに『質』という概念を定着させた。
・人材の一極集中。
どんな性格でも人を楽しませたいとう人間がお笑いに集中。
当時の世代の別の道の才能がある人間もお笑いの道に進んだ。

・日本とアメリカの音楽を楽しむという国民性の違い。
(カラオケの有無)
・お笑いは日常でも使える。

ダウンタウン、特に松本人志以前と以後でお笑いは分けられるとよく言われる。「オモロい奴はかっこいい」を作ったのは松本人志と言われていて、面白けりゃ根暗でもゴロツキでも何でもござれ。そして面白くさえあれば、マイク一本で天下を取れる。ダウンタウン、特に松本人志は、貧乏な家庭からお笑い一本でのし上がり、面白くて格好良くてモテモテでお金持ちの国民的スターとなった。まさにHIP HOPである。
この姿を見て当時の若者は憧れないわけがない。松本人志を見て育った世代は皆、マイク一本で天下を取るならHIPHOPではなく「お笑い」だっただろう。