今年8月にコンゴ(旧ザイール)西部で小型旅客機が墜落したのは、密輸のため機内に持ち込まれたワニが逃げ、乗客らがパニックを起こし機体がバランスを崩したためだったと、英紙デーリー・テレグラフ(電子版)が23日までに伝えた。
旅客機は8月25日、同国西部のバンドゥンドゥ付近で墜落し、21人中20人が死亡。同紙が入手した生存者の証言を含む調査報告書によると、乗客の1人が大きめのスポーツバッグに隠していたワニが逃亡、客室乗務員や乗客がコックピット側に殺到した。
旅客機は空港に向けて降下を始めており、パイロットがバランスを立て直そうとしたが墜落した。ワニは生き残ったが、その後、何者かに刃物で殺されたという。