江越はまず1を身につけなきゃいけないから
「チームで1、2を争うだけの身体能力を持っている」
「あれだけの身体能力がありながらボールとバットが当たらない」
「ボールを打たさずに、体幹みたいのを鍛える形で、素振りとかいろんな面白いことをやらせていた時に、ひょっとすると江越は変わるんじゃないだろうかと思ったんです。
江越をもう少し見たかったのが正直な気持ちですね」
「ボールを見ると右の肩が下がる」
「開幕からしばらく打ったんですが、やっぱり、癖が治ってないわけですね。時間をかけてやってませんから」
「2軍に落ちたり1軍に上がったり繰り返しだったので、これでは江越の野球はだめだろうと。もう1回、1から…0からですね。
0から1が難しいんですよね。1をもってる人間は2になったり3になったりは簡単だと思います。(江越は)1を持っていないんですよ。0なんですよ」

 最近は試合で凡退した時に、掛布氏が「お前なんで…」と言うより早く本人が「こうなってましたね」と分析できるようにはなっていたといい、「これってすごい進歩なんですよ」と評価した。

「例えば江越は、大げさに言えばだけど、守備と足は間違いないから。極端に言えば、一日中打ってもいいと思う。それが江越がレギュラーに近づくための練習だったら、それをやっていけばいい」