同署によると、110番通報の少し前、60代男性が事務所で仕事をしていると、女性の悲鳴が聞こえた。
続いて、筧容疑者とみられる男が包丁を持ったまま事務所内に入ってきて、男性ともみあいになったという。
男は包丁を落とした後、駐車場に戻り、従業員の車に乗り込んで男性をめがけて走行。
男性は逃げ回り、男は駐車場内にあった荷物や車にぶつけた後、路上に出ようとして、出勤してきた別の従業員の車2台と衝突した。
男は自分が乗ってきたとみられる軽乗用車に乗り換え、西側に逃走した。

 同署によると、通報で駆け付けたパトカーの署員が現場を西に向けて走行する軽乗用車に気付き、追跡しようとしたところ、軽乗用車がUターンしてパトカーに車体をぶつけてきたという。
署員は運転していた筧容疑者の身柄を確保。特に抵抗する様子はなかった。

 ヤマト運輸の親会社、ヤマトホールディングス(東京)の広報担当者は「従業員の情報から、男が元社員であることは分かったが、所属や辞めた時期などは調査中」としている。

 現場は神戸電鉄北鈴蘭台駅の東約1キロで、山あいに学校や会社事務所が点在している地域の一角。