まずは、モンスター度・初級(「筆者が集めたエピソードの中では比較的軽度であり、初級と分類してみた」と補足しておく)の事例から見ていきたい。

「友人と2人で入ったラーメン屋で、少し話をしながら食べていたんです。もちろん声のボリュームは落としていましたし、そこまで長話をしたわけでもなく、ちょっとした雑談だったんですが、店主から『しゃべらずに食べてくれませんか?』『あまり長居されると困るんで』『美味しいうちに食べてほしいんですよ』とキレ気味に注意されました。

 お昼時をとうに過ぎていたし、並んでいる人もいないし、全部で10席くらいのカウンターには空席もあるし、そこまで怒られないといけない理由がわからなかったです。客が入らないイライラを僕たちにぶつけているだけのようにも思えて、理不尽な気持ちになりましたね」(30代男性)

 空いている時間帯にもかかわらず、急かしてくる店主の意図は一体なんだろうか、と疑問に感じずにはいられないが、これから混み始める目算でもあったのだろうか。同様に「長居したわけではないのに『おしゃべりするなら出てって』とぶっきらぼうな口調で言われて怖かった」と話す女性の声も寄せられた。


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