かつては、「女の子が医学部なんか行ったら結婚できなくなる」と敬遠されていた。

だが、近年では「女性が一生働ける」「医師夫をGETする最短ルート」といった理由で、学力優秀な女子高校生が積極的に医学部を受験するようになった。
また、「働き方改革」といった政策を受け、産休・育休が確保でき、
当直・残業は免除する、という医療現場も増えつつある。
医学部受験生に女子大生が増えているのはこういった社会事情がある

だがしかし、顧客である病院は別

医療現場では「男手」の必要なシーンが多い。病気は24時間365日、いつ発生するかわからない。
大病院であれば必ず当直の医師が必要だ。とりわけ医大附属病院の運営には、若手医師を多数確保する必要がある。
また、外科・産婦人科・麻酔科・脳神経外科・小児科・救急科など多忙な診療科は女医には不人気であり、 女医率の上昇に伴い人手不足は深刻化している。