ワイが選ぶ5大NNNドキュメントの神回

ニッポン“貧困社会” 生活保護は助けない
年収300万未満の世帯=日本人の3割貯蓄ゼロ=二人以上世帯の22.8% 貧困層に転落する人々が増え続けている。
生活保護受給者の数も増大中だ。特にいま社会保障研究者が問題視するのは、ホームレスのように「目に見える貧困」ではなく老人や母子家庭などの「見えない貧困」だ。
所得格差が急速に進む日本では貧乏人の子供は貧乏人に…という“貧困の再生産”が起きている。
最近起きた餓死・衰弱死事件の背景を追いながら、生活保護制度の周辺で見えない貧困が拡大する現状を描く。

5万人に1人の私 〜トリーチャー コリンズ症候群に生まれて〜
顔が人と違うから...。生まれた瞬間から好奇の目にさらされてきた女性がいます。
山川記代香さん(22)。「トリーチャー・コリンズ症候群」という顔の骨が十分に発育しない先天性の障がいがあります。
人の視線におびえた彼女が前向きになったのは、高校時代のある出来事がきっかけでした。
今、市役所の社会福祉課職員として生きる彼女。支えられる側から支える側へと変わり、障がいやコンプレックスを抱える人に伝えたいこととは?

化学物質過敏症 〜私たちは逃げるしかないのですか〜
柔軟剤や整髪料、食品添加物、農薬等、身の周りにある化学物質に過敏に反応し頭痛やめまい、吐き気などの体調不良で苦しむ人たちがいます。
その病名は化学物質過敏症。発症すると、揮発した化学物質のにおいで自宅にいても体調が悪くなる人もいます。
人々の柔軟剤の香りや農薬散布などに苦しむ女性や教室の床ワックスのにおいで学校に通えない小学生を取材。
さまざまな患者の苦悩に迫り、暮らしに潜む危険性に警鐘を鳴らす。

その先に…
妊娠中に赤ちゃんがダウン症と分かった夫婦。
夫婦は出産を決断。誕生した男の子は6歳になり今春、小学生になろうとするが進学で思わぬ壁に突き当たる。
我が子にあう学校を探し出し入学選考の面接日。学校近くでぐずって動かなくなった。泣き叫ぶ息子。
選考結果の通知は「お受けすることができません」。息子の小学校入学を通して家族の幸せを考える。
妊娠中の7年前から密着取材を続けてきたある家族の物語。


わが子を看取る おうち診療所ですごした3か月
米田一華ちゃん(4)に残された時間はあとわずか。ママとパパと妹、そして間もなく弟が誕生予定の家族が、一華ちゃんの最期を迎える場として選んだのが病院と自宅の間のような"おうち"診療所でした。
難病の子が家族と一緒に暮らしながら医療ケアを受けられる全国でも数少ない施設を舞台に取材班は、幼い子の看取りまでの家族の葛藤と苦悩、その果ての決断を記録。
リアルな映像を通して、子どもの終末期医療の充実を訴えます。