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カン教授は「旧韓末以前の古時調や歌詞のような文学作品で私たちの先祖がムクゲについて詠じた事例を目を洗って見ても探すのが難しい。
茶山チョン・ヤゴン先生がムクゲへの言及を残しはしたが、茶山はムクゲについて『活気がなく空の谷に捨てられるだろう』と酷評を残した」と伝えた。

カン教授は「最近、韓国で日帝強制支配期に日本軍が使った旭日昇天旗を戦犯旗と規定し、
この問題のために済州国際観艦式に日本軍艦が参加しない事件が発生したこともある。
それだけ私たちは日本旭日旗に敏感だ」として「しかし、日本で旭日旗と似ているという理由で日本人たちの愛を受ける花がムクゲ」と話した。

カン教授は「ムクゲが韓国の人々の花ならば日帝強制支配期、日本人たちはムクゲを弾圧したはずだ。
ところがむしろ日帝はムクゲを奨励した。日本はムクゲを神の花という意味で『神花』と呼ぶ場合もあった」と虚脱した姿を見せた。

彼は「光復後、今まで数十年間、日本人たちは韓国の国花に位置づけられたムクゲを眺めて満足げな微笑を浮かべているだろう。
私たちに果たして自尊心があるならば、これから無心にムクゲのルーツについて正しくなされた研究を進め、
その結果によって正しい決定を下さなければならない」と話した。

(終)