冒頭、筒香は「僕自身が感じているスポーツ界、野球界が、もっとよくなるためにどうしたらいいのかという思いを皆さんにお伝えできれば」とあいさつ。
続けて「昨年はスポーツ界で選手と指導者の問題が取り上げられました」と言及し、「(スポーツ界に)これでいいのかという問題がたくさんある。なぜそういう問題が起きるのか、深く掘り下げないとまた同じ問題が起きる」と指摘した。

 野球界に関しては「将来的な活躍よりも今を勝つ、勝利至上主義が問題があると思ってます」と明言。一例として「骨骼(こっかく)が、できていない子供たちの大会がほとんどトーナメント制で行われています」と挙げた。
勝負の世界に身を置く立場から、「僕自身も勝つことを否定しているわけではありません。勝つ喜び、負けて悔しがる思いは必要。子供が優先にならないといけない。大人が中心になってやっていると思います」と持論を展開した。