タカヤ(喫煙者死ね)@die_smokerさんがリツイート

「世界最低レベル」(世界保健機関)と言われている日本の受動喫煙対策。海外から多くの旅行客らが訪れる2020年の東京五
輪・パラリンピックなどを前に、国は対策を強化したい考えだが、「売り上げが減る」と飲食店業界が猛反対している。一方で、個
々には禁煙に切り替える店や最初から禁煙の店も広がっている。東京と大阪でそれらの店をめぐり、わけを聞いてみた。

日を変え、大衆的な小規模店が軒を連ねる大阪・天満を訪れた。

 焼き鳥とワインの店「わっちょい」は開店5年目で、昨年5月から禁煙にした。きっかけは客がカウンターに座るなりすぐに出てい
くのが相次いだことだった。
店長の寺西恵莉さん(31)が後を追って理由を尋ねると、「たばこ臭いところで食事などできない」。店全体の空気がカウンターを通り、
調理場の排気口に流れ込んでいた。
常連客からも「1杯千円ものグラスワインを頼んだのだから、きれいな空気の中で飲みたい」。

 寺西さんは店員と話し合い、減収覚悟で全面禁煙に。ワインの種類を充実させるなどの努力も重ね、客単価は禁煙前より100〜
200円上がった。「売り上げが増えたというと驚かれる。香りを楽しみたいワイン愛好家のニーズにこたえた」


http://www.asahi.com/articles/ASK2G4R64K2GULBJ00J.html