390>>続きです

トメ物凄いギャースギャースしてるけどきこえない。
慌てて雑巾探すも汚すぎて何処に雑巾があるかも分からない始末。
トメオロオロの間に私は破れた網戸を中途半端にピリピリって破いた。
そしたらトメが「ｷﾞｬｰｰ！猫ちゃんが外に出ちゃうじゃない!!!何してくれんだこの女！！」って突進してきたけど
足悪いから動き鈍いトメ。私余裕でかわす。
「次転んだら寝たきりと言われてますよね？なんなら転ばせてあげましょうか？」って言ったら泣き崩れたざまぁ。

猫迷子になったら可哀想だから破った所はトメの大好きなガムテープで止めてさしあげた。

だんだん楽しくなってきたので過去の勇者様の事を思い出しながら濡れた床を（畳）たわしでガシガシ。
金だわしが良かったんだけど無かった。
障子とふすまにまだ大量にある残り湯をかけて「これで貼りかえ楽でしょ？彼氏にでもやってもらって」
畳もビショビショだから今夜お布団敷けないだろうから「彼氏んとこでも泊まってくれば？」

トメ「このクソ女！帰れ！二度と顔見せるな！息子くんに何を吹き込んだ！何処いった！」ってさっき車戻ったの見たじゃん。
息子息子うるさいから旦那と通話繋ぎっぱなしにしてあったスマホ（スピーカーモード）に向かって
私「任務完了。まだやってほしいことあるか？」旦「ベランダここから見えるから何か捨てて〜♪」
だから部屋の隅に寄せたゴミをダーっとベランダから庭へ。
トメへのへのもへじみたいな顔で放心状態。面白い。

散ってゆくゴミを見てたら色んな感情が一緒に落ちていく感じがしてスッキリした。
満足したのでさっさと車へ戻る私。ゴミが散らばった庭がとても無惨だったがシラネ。
上から落としたゴミの中に使用済みの近藤さんが数個でてきたのには流石に引いて吐きそうになった。

近藤さんのことは旦那には秘密にしておいてる。
絶縁記念としてカキコでした。お目汚し失礼しました。