※長すぎると怒られたので※

小さいころから絵や工作が好きで、描いたものや作ったものを母(当時正社員)が祖母宅に迎えに来た時に見せてた。
母から褒められたことは一度もなく、むしろ絵を描くのが好きすぎる私を持て余してるっぽかった。
父は絵はからっきしだけど図工は好きだし得意で私の脳内物語とかも真剣に聞いてくれてて、
母の態度は幼子の私にも分かったからいつも父ときゃっきゃしてた。

そんで私が5歳くらいになったとき3歳の姪が遊びに来て塗り絵を一緒にして遊んでた。
そしたら母が「姪ちゃん、それは何色?」と質問して姪がたどたどしく「きいろ!」と答えたら
満面の笑顔で「そうなのー!じゃあこれは?」とやりだした。
私が昔母親にクレヨンやクーピーの色について話しかけたら軽くいなされてあしらわれたことがあったので
「母さんが色に興味を持ってくれたんだ!」と嬉しくなって私イチオシだった群青色の色鉛筆を持って
「これはぐんじょういろだよ!」と言ったら薄い苦笑いをされて「アンタはいいのよ」って言われたのがすごくショックだったな〜。
泣きそうになって黙り込んだあとはずっと母と姪が「これは何色〜」「これは〜?」ってやってて胸が張り裂けそうだった。