あわててイグアナを救出し、お風呂へ入れて、一安心。
の次の瞬間、トメに力任せにビンタ。
倒れるトメ。しかし何か言うたびにバチン。
「な、なにする」バチン
「やめ」バチン
「い」バチン
バチンバチンバチンバチン

そこで旦那帰宅。
鬼の形相で泣いてる私と泣いてるトメ。
風呂場にいるイグアナと、開けっ放しのガラス戸から吹き込む雨を見て、大体自体を察したよう。
「…もう二度と家へ来ないと誓えるな?」と静かにトメに言い渡して、トメを追い出した。

旦那はごめんと謝ってくれたけど、私にとっては旦那よりも長い生活を共にした大事な大事な家族です。
イグアナが殺されるくらいなら、警察に捕まってもいいや、と思ったけど、
旦那にはトメを殴ったことを謝って、私のみトメと絶縁して今に至ります。

旦那が私と同じくらあイグアナバカでよかった。
ちなみにトメを帰らせるとき、コートはベランダから投げ捨てた。
傘も渡さず薄いブラウスで帰らせた。
冬眠機能のないイグアナがどれだけ辛かったか思い知れ。