今二世帯住宅に住んでいますがまだ別暮らしだったころ
トメが入院して、お見舞いに行った帰りウトが、豚カツを私に買わせて
一緒に夕食を食べようといったのです。
それも外食ではなく、ウト宅で。ウトはトメがいなければ何にもできない人。
私はいいです。だって、なべ釜の置き場所も何もかも知らんし、
なのに女中のようにウトの食事の用意をしろと?ポカーン
となってしまい、いいですよーと遠慮してるかのごとくきっぱりお断り。
ウトをウト宅で下ろし、旦那と二人きりになったとき旦那が
夫「一緒にご飯が食べたかったんだと思うよ」といった。
私「だってお父さんの夕飯の用意してもらったら悪いじゃん」
夫「○○ちゃんに夕飯の用意してもらいたかったんだよ」
私「無理。だってなべ釜の場所もわからないし〜。第一召使じゃないわよ」

退院してきたトメに、私が先に死んだらウトの面倒見てくれる?_
と聞かれ、「えー面倒。でもどうにもならないんだったら仕方なく
食事の用意くらいはするかなぁ。でも、ウトさんの口に合うようなもの
作れそうもないから。トメさんがんばって長生きしてね」
天然で言いました。

二世帯住宅建設後10年たちました。
トメから料理・家事をさせられるウトの姿を頻繁に見ることになりました。
今思えばこのときの若さと勢いを持ち続けていれば、心療内科に二年も通う
などという生活をおくらないですんだのにと思っています。