山形に帰省した時のこと。
久しぶりに板そばが食べたいと舅、姑、夫、私、娘達と出かけた。
(板そばって言うのは、5人分くらいの蕎麦が文字通り板の上に乗っかって
みんなで突付いて食べる)

早速食べ始めたものの、私も夫も子供たちに食べさせるので手一杯で
全く手をつけられない状態。姑は、様子を伺いながらチョボチョボ食べてた。

舅だけは、今まで物を食ったことのないガキのようにまさにかっこんでた。
1枚目を半分ほど一人でたいらげ
「いやー、たくさんだ。もう喰えないわ」という舅。

「そんなこといわないで持っと食べてくださいよ。遠慮しないで」
「そーか?じゃ、もうちょっといただこうかな」(ホクホク)と
家族に大事にされている舅を夢見てたらしいが、

私「当たり前じゃないですか、私も○○さんも全く手をつけてないんだから。
一人でそれだけ食べたら、そりゃたくさんですよ」と冷たく言い放ってしまった。

舅は、さっと顔色を変え無言になって蕎麦湯を飲み始めましたとさ。
腹減ってる時にバクバク食う姿を見せられて、
なおかつ持ち上げてもらおうってのは、虫が良すぎると思いませんか?