http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0703/02/news010.html

Linuxにおけるファイルパーミッションとは、各ファイルに対する、読み取り、書き込み、
実行という3つの権利を規定するもので、こうした設定はシステム全体に適用される。
またファイルパーミッションについては、root権限を有す特別なユーザー、
サインイン中の各ユーザー、その他すべてのユーザー(world)という3種類の
ユーザーレベルも関与してくる。そして通常、システム全体に影響を与えるような
ソフトウェアは、root権限がなければ実行することができないのである。

Linuxという世界では、最初からこうした行為に対する防御機構が設けられているのである。
電子メールクライアントや Webブラウザ経由で入手されたばかりのファイルについては、
実行権限が与えられないようになっている。また無害なファイル名を装うという巧妙な
手口が使われているケースもあるが、Linux系アプリケーションはファイルの属性を
拡張子だけで判断したりはしないので、こうしたマルウェアを誤って起動させてしまう
可能性も極めて低い。