まず、HDDにはセクタ単位でECCがついている。
このため、かなりの数のbitが同時に都合よく化けない限り、エラー訂正できる。
(もちろんエラーが、検出は出来ても訂正は出来ない場合にはリードエラーとなる)
そして、これは推測だけど「訂正可能なレベルのエラー」の中で、ある程度の回数だとかbit数だとかの規定値を超えたら
それはファームにより「不良セクタ」としてマークされ、代替処理が行われると思われる(OSからは見えない)。

一方、RAID456で使われているのは「パリティ」で、これは誤り訂正も出来ないし
エラー検出能力もきわめて低い。
しかし、「欠損」つまりどこのbitでエラーが起きたのか確実にわかるケースに限定すれば
正確に補完する能力があり、容量効率も良い。
これの欠損が、物理的な故障にぴたりとあてはまる。