嫌なこと
「あの〜M男の身内のものなんですが」
「M男のこと知ってます?」

もう1時近くて、教室にいたのは私達だけ。
一人はそのくらすだたけど、下の名前で言われたって分からない。普通に苗字で言おうよ。

「えと・・・M男?」
「あ、K野です」
「あぁ、K野クン」
「あの子学校でどうしてます?」
「どうって・・・まぁ、普通に」

答えてる子も親しいわけではないのですが、面子の中で唯一彼を知っていたので、会話は二人だけになる。

「実は、あの子虐められてるんですよ」

・・・何故、それを俺達に話す!!?
っていうかなんで私が(性格には友人)、いきなり現れたオバサンに相談受けなきゃいけないの!?