家族の券(=自分の券ではない)がつかえる方が本来はおかしいです。

昔は利用登録のときに「世帯主」の名前をわざわざ書いてくる奥様などがいらっしゃいましたが、
図書館としては世帯ではなくて、今ここにいる「あなた」がお客様であると考えます。
あたりまえでしょ。あたりまえですよねえ。

図書館はお客様のプライバシーを尊重します。
それは、家族間であっても例外ではなく、
たとえば親御さんから「うちの子の借りてる本を教えろ」と
申し出があってもおこたえできません。「うちの子」のプライバシーを侵害するからです。
リクエストの連絡のときも、御本人以外に伝言を依頼するときには書名をお伝えしません。
「ウチは隠し事のない家庭だ」とか、そういう問題ではないのです。

御本人以外の利用券の使用が有効だとすると、このへんの努力が無意味になってしまうのです。
なんとかご理解いただけないものでしょうか。