278氏ではないが前半について同業者として御返答する。失礼な点は御容赦願いたい。
日外アソシエーツの雑誌記事索引
ttp://www.nichigai.co.jp/web_service/zassaku.html
は、御存知の通り学術誌、大学紀要等が主な収録対象となっている。
つまり一般の公共図書館では殆ど購入していない雑誌がメインであり、市町村立図書館に
とり費用対効果は著しく低い。つーか意味がない。
収録雑誌を相互貸借しようにも購入している公共図書館がない。特に大学紀要は大学図書館
にしかまず所蔵されていない。このあたり、県レベルで公共図書館と大学図書館とで相互貸借
協定を結んでいる場合は対応できるが、そんな地域はまだまだ限られている。そうすべきだが。

申し上げたい事は2点ある。
一つは、大半の公共図書館に対し学術研究関係の資料・レファレンスを求めるのは、
交番のお巡りさんに「おいお前、アフガンを空爆してこい、ビン・ラディンを捕殺しろ」
と要求するのと同レベルの行為だということ。対応できる公共図書館は例外中の例外。
それよりも集中するベストセラー、多種多様化する利用者の趣味・好みに応じた資料及び郷土
資料を揃えていくだけで図書館の資料費と人件費は使い果たされていく。今や国内で一年間に
発行される本は6万点を超え、新聞雑誌もそれに呼応して新刊廃刊が絶えない有様だ。

二つめは、専門的な図書、資料、情報を求めるのならば、是非とも直接大学図書館に行って
いただけまいか。
最近は、私立大の図書館なら年間利用料を払えば利用者になれるケースが多い。
国立大の図書館ならば、情報公開法施行に伴い同法の適用対象外機関となるために無条件で
図書館の資料を学外者の利用に供するよう全ての国立大学で利用規則が改められた。
(研究のための利用に限るとかいうセコい条件は廃止されたそうだ)

雑誌記事索引についていえば、公共図書館向けの雑誌記事索引が無いのは公共図書館の
アキレス腱の一つ。このあたり、ベンチャーでも作ってくれれば需要はあると思うが。

(最近はこのスレもまともだが、醜い学歴云々のカキコがすぐに出てくるのは板の性格故なのか。
冬休みが思いやられる)