今年度、うちの研究室から社会人の博士号取得者が3名出ました。
昨年度も3名、全員が社会人でした。
1名をのぞいて、5名がきっちり後期博士課程3年間で取得しました。

うちの教授は博士論文の指導をとても熱心にやってくれます。
10ページぐらいを書いて教授にメールで送れば、1〜2日以内に
真っ赤になって返ってきます(ワードのコメント機能で)。
直接的な指導が必要な場合にはメッセンジャーを使うか、ソフトバンク
携帯を使って、こちらが納得するまで付き合ってくれます。

院生は、日々その繰り返しをしていて、気がついたら論文が
ほぼ出来上がっているという感じになります。

努力をすれば教授は返してくれますが、しかしサボって原稿を送らないと
そのままにされます。
また、周りの人たちがどの程度進んでいるのかがわかるように、
指導は公開して行われます。
つまり、メールはCCで研究室全員に送られますし、メッセンジャーも
可能な限り多くの院生を招待して、みんなが見ている前で指導されます。
そうすると他の人の間違いをみて自分を修正できます。
教授も「同じことを何度も言わなくてすむ」と言っています。
電話の場合にはそういうわけには行きませんが、研究室で指導を受ける
場合でも誰かが直接指導を受けていれば、その場にいる人たちはノートを
持って、集まって来ます。
人文社会系です。