社会人入試で学部、院へと進学しました。
社会人入試が簡単なのは、受験勉強の時間が
制約される人でも入りやすくするためだから、
一般入試の「クイズ」より簡単で当たり前です。
(最近はA.O.なんていう無試験制度もありますが…)

でも、科目の内容の理解や研究を進めると、
何であんな「クイズ」に答えることが入学資格に
なっているのかわかったような気がします。

私は法学系の研究をしていますが、現代文が
わからないと、そもそも勉強になりませんし、
古文がわからないと、条文が読めません。
数学ができないと、論理的に考えることができ
ず、法的思考が身に付きません。そのほか、外国語
や西洋史も必須でした。

私の場合、入試が楽な分だけ、追いつくのに
それなりの努力は必要でした。
けれど、残念なことに多くの一般学生のかたは、
入るために必要なだけと考えているみたいで、
入学後の勉強に生かしていないようでした。

一般入試では入れという気持ちもわかりますが、
その後に生かせたのかどうか、問いたいところです。