“女子アナの登竜門”ミス慶応コンテストを未成年飲酒で中止に追いやった慶応義塾大学のサークルメンバーが、女子学生(18=当時)への集団レイプをした疑いで神奈川県警が捜査していることがわかり日本中に衝撃が走った。
立件されれば、5月の女子大生への強制わいせつ事件で逮捕・有罪判決者を出した東大サークルに続くショッキングな事件。問題のサークルは、学園祭に呼んだ人気アイドルに性器を見せたり、別組織を作って美人局(つつもたせ)を繰り返したり“余罪”は他にもあるという。その驚がくの鬼畜実態に迫った。

問題のサークルは、1922年創立で「サークルの草分け」ともいわれる広告学研究会(以下、広研)。元フジテレビの中野美奈子(36)や元TBSの青木裕子(33)ら人気女子アナを多数輩出した「ミス慶応コンテスト」の企画団体でもある。卒業生の一人は、その実態をこう暴露する。

「年々メンバーが変わっても犯罪手法は受け継がれる。基本は女の子をナンパしてみんなで犯すというだけ。他大学と比べ、慶応は圧倒的にその手法が手慣れていることで有名。代表格の3大ヤリサーのうち2つはテニスとダンス系サークルですが、広研は芸能界やメディアとつながりがあるのをウリに女の子の関心を誘ってます」

今回の事件で慶大側は10月4日付で、未成年に飲酒を強要したとして広研の解散を命じ、ミス慶応コンテストの開催中止が発表された。だが、その後「週刊文春」「週刊新潮」などが、集団レイプ事件が本当の解散理由と報道した。

 事件は、広研内で「合宿所」と呼ばれる神奈川・葉山町の建物で9月2日に開いた親睦会で起きた。6人の男子メンバーが1年生A子さん(18=当時)にテキーラなどを強引に飲ませ、レイプ。その様子を動画撮影する者、A子さんに小便をかけた者までいたと報じられた。

 卒業生は“余罪”についても「6年前の学園祭で開催したAKB48のライブでは、広研の連中が入場チケットを牛耳って、最前列の一部を占拠。AKBメンバーに性器をチラ見せしながら『生でやらせろよ!』とかヤジを飛ばしたんです。このときはAKBファンの学生が激怒し、大学側に抗議したんですが、大学は今回と同様『確認できない』で終わらせました」と明かした。

 ミスコンの中止は今回が2度目。2009年に広研メンバー9人が東横線日吉駅周辺を全裸で走る様子を撮影し、公然わいせつ容疑で書類送検され、翌年のミスコンは中止になった。

 同卒業生は「メンバーたちは当時『過激なプロモーションビデオを作っていた』と言い訳したそうですが、実際にはレイプ計画に失敗した連中が罰ゲームをやらされ、裸になっただけ、という話も聞いた」という。

 Aさんの被害届を受け、神奈川県警は加害者2人と、スマホで撮影した1人を強姦容疑などで逮捕する方針だ。加害者側は「同意の上だった」としているが、単なる言い逃れの可能性が高い。