歴史的背景や社会環境に不備を理由に、
子連れ受講が「常識としてOK」だとか
「大目に見ていい」という理屈がまかり通る時代が確かにあった。
それが、子連れ受講を「慣習」として定着させてしてしまった。
しかし、この理屈が成立するための条件は、
「時代背景」と「講師と塾生並びに塾生同士のモラル」が一致することが必須。

双方又は片方がアンバランスに崩れてしまえば、成立しなくて当然である。

託児環境がある程度整備され、生涯教育の幅が拡がり通信教育の選択肢も多様化し、
「個人の尊重及び自由」という建前に名を借りた「利己主義」が蔓延する現代において
「子連れ受講が常識」と主張できる条件は、皆無ではないか。