商業ベースで展開していることから生じる悲劇なのですが、「誰でも簡単!」
ということと「すごいスピード、理解度、記憶力!」ということが信じられて
いるフシがあるんです。

「でも自分は速読できない。なぜだろう?」って。不安になり、自分をさげ
すむ人すら現れます。

 でも、「利用者の喜びの声」なんてものは、何千人もいる人の中の、ほんの
一部の声ですよ。1%程度の割合で、本当に簡単に、しかもすごい速読を身に
つける人は存在します。そんな人の喜びの声を一般論と思ったらだめ!!

期待が大きいと、挫折感も大きくなりますし、「かんたんに、誰でもできる」
と思うから、着実な努力を放棄してしまいたくなります。これも、速読の修得率
を低くしている大きな要素です。商売にのせられ、あおられた人たちの
「過剰な期待」ですね。