マル経は、資本のなんたらかんたらとか、利潤の分配がどうのこうのとでてきたらそう。
資本の悪だくみ、資本が労働者を搾取していることをあばくのが学問の目的。
階級的な対立→革命という階級的歴史観の前提を押さえておけば、
テキストの論理が飛躍していても、どんなリポートでも対応できる。
昔の学問。
ちなみに今、マル経が盛んな国は世界でも日本くらいになってしまったそうです。

他方の近代経済学(近経)だけど、こちらも今となっては理論が現実社会に通用せず、
公共事業批判からもすっかり古い学問になってしまいました。
近代経済学は、きれいなグラフばかり書く「アートである」という学者もいますが、
やはり古い学問との評価を受けています。

いずれにせよ、経済学部はマル経でも近経でも古い学問をやっているわけで、
受験界での経済学部不人気とも関係しているのかもしれません。